オムロンは2020年3月30日、事業者が太陽光で発電した電力を売電することなく自身で全て消費する、「完全自家消費」に対応したパワーコンディショナー「KPW-A-2」を同年6月から販売すると発表した。完全自家消費を実現するために必要な機能を内蔵し、システム構成機器数の最小化を実現できる他、発電電力を99%程度の高精度で追従して高速に制御する技術などを搭載した。 昨今「RE100」への加盟企業が増えるなど、企業などにおける再生可能エネルギーの活用が加速している。一方、国内の送電網の空き容量が減少する中、太陽光発電の完全自家消費による再エネ活用に注目が集まっている。しかし、発電量が消費量を上回ることによる系統への逆流を防ぐために、消費電力に対して発電電力を約10%以上抑制するように設定することが一般的で、太陽光の電力を最大限活用することは難しかったという。 オムロンが開発した新型パワコンは、消費
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