派遣社員という働き方は、本来『スペシャリスト』として高額な給料を貰い、専門的分野で一つの企業に縛られず活躍するものとして米国を中心に利用されてきた制度である。 しかし現在の日本では残念ながら『企業がローコストで人材を利用する』という面しか目立たず、派遣社員として働く人間は生活や雇用の不安定さに喘いでいる。 期間の定めなく『契約』という雇用形態を続けていると、いつまで経っても労働者の雇用の安定に結び付かないと2015年に改正された派遣法では、業種問わず契約期間を最長3年とすることで『直雇用を促し雇用の安定化を促進する』とした。