アートと詩文に関するYOWのブックマーク (9)

  • セックス抜きでプリンスは語れない

    プリンスの訃報を耳にしたとき、私は、ついぞ味わったことのない衝撃を受けた。最初はとにかく信じられなかった。次に恐怖と吐き気に襲われた。そして身体じゅうの水分が絞り出されるかのように涙がこぼれ、胃が激しく痙攣した。母親から、大丈夫かとメッセージが届いた。身内も含め、誰かの死にさいして、あんなに早く母親から連絡がきたことは、後にも先にもない。普段、携帯なんてほぼ使わない父親も、自分のお気に入りソングだといって〈スノウ・イン・エイプリル(Sometimes it Snows in April)〉のリンクを送ってきた。プリンスが座るスツールの軋む音が聴こえるのがいい、と父はメッセージをくれた。私は、プリンスのコンサートを生で観られなかった自分を呪った。同時に、プリンスという天才と、長大な宇宙史の刹那を共有できた奇跡に感謝した。彼を讃える言葉など、この世にない。それほど偉大なプリンスの死を、私は心か

    セックス抜きでプリンスは語れない
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    YOW 2018/04/29
    「英国白人クィア女性である私にとって、彼の女性の扱い方こそが、殿下が殿下たるゆえんだった。」
  • 坂のある非風景 正しさはどこにあるのか

    評論家だって忙しいんだ、いちいち作品なんて読んでいる暇はない、といったことを小林秀雄が言っていて、批評を作品化するという小林の業績は、最終的には、作品にならない、作品に劣るしかない批評という宿命を明るみに出してしまった。対極には平野謙がいて、彼は徹底的な推理癖によって作品に深さを与え、批評が批評として立つ地平を定め、その分限を打ち立てた。作品をだしにして自分を語ることと自分を消し去ることによって作品や作家を語るというこの両極に挟まれた狭い空間が現在の批評の空間となっていて、そこを突破し解体するような第三点はいまだ出現していない。 小説なんて好き勝手に読めばいいものだが、そういった自由こそが、批評の読みに比べ、比較にならないほど狭い世界で、不自由極まりない世界だということは言っておきたい。個人的な好悪や感性の幅はあまりに狭く、その貧困がブログには露骨に現われているように見える。一瞬で「よかっ

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    YOW 2007/11/21
    小説批評について>「小説なんて好き勝手に読めば良い」そういった自由(個好悪や感性の幅)こそが、批評の読みに比べ比較にならない程狭い、不自由極まりない世界だ。>人間の想像力より世界の方が多様なのだぜ
  • 国文学研究資料館 : 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構

    古典の扉を開くと、様々な世界が広がっています。 「古典って難しそう......」と感じる人もいるかもしれませんが、教科書に載っている「文学作品」ばかりが古典ではありません。 様々な古典の世界に触れてみませんか?

    国文学研究資料館 : 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
  • http://homepage.mac.com/araiken/antel0.html

    『アンテルナシオナル・シチュアシオニスト』(日語版)のあとがきには、翻訳、監修した木下誠氏によってこう書かれている。 『ア ンテルナシオナル・シチュアシオニスト』には、その扉あるいは裏表紙に常に「『アンテルナシオナル・シチュアシオニスト』に発表された全てのテクストは、 出典を明記しなくても、自由に転載、翻訳、翻案することができる」と書かれている。しかし、シチュアシオニストにとってこの銘記は、ブルジョワ的私有概念 を無視した、運動に資する「海賊出版」を自由に行ってくれという意味であり、資主義システムに嬉々として組み込まれた大出版社がこれを利用することに対 しては、彼らは「事実行為」によってあくまでも闘うという態度を貫いた。(……)したがって、書もまた「出典を明記しなくても、自由に転載、翻訳、翻案 することができる」。そのようにして書が活用されることを願う。 以下にアップするのは『オン

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    YOW 2007/02/23
    >『アンテルナシオナル・シチュアシオニスト』に発表された全てのテクストは出典を明記しなくても、自由に転載、翻訳、翻案することができる。<まさに五月革命ん時のスタイルだな。掲載は「五月」の10年前のから
  • 今週の短歌

    今週の短歌のページ  「今週の短歌」以外の短歌関係の文章がこちらにあります。    ・黒瀬珂瀾『黒耀宮』書評 (『短歌』中部短歌会に掲載)  ・『レ・パヒエ・シアン』書評  ・「大塚寅彦の短歌世界」(『短歌』2004年7月号 中部短歌会に掲載)  ・「文体はどのような〈私〉を押し上げるか - 新鋭歌集の現在」『短歌ヴァーサス』5号(風媒社)  ・「短歌刻々」一首評  ・ 吉岡生夫歌集『草獣隠棲篇』書評(『鱧と水仙』に掲載)  ・「定型文学論」(「すばる」集英社2005年10月号に掲載)  ・松野志保第二歌集『Too Young to Die』批評会の発言  ・『高柳蕗子全歌集』栞文    2003年の巻  [01] 4月第4週  小野茂樹  または、輝き続ける永遠の夏の抒情  [02] 5月第1週  寺山修司  または、地理的想像力と劇場的〈私〉  [03] 5月第2週  藤原龍一郎 ま

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    YOW 2007/01/16
    京都大学言語学・仏語学の東郷雄二さんの、色々な歌人や短歌を取り上げてるページ。今後も楽しみ。
  • http://www.linkclub.or.jp/~qingxia/cpoem.html

  • 東京国立博物館 《中国書画精華》展 展示リスト

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    YOW 2006/03/11
    日経2006年2/2朝刊文化面メモ:清代の書家・金農『九老図記』は1947年に東京国立博物館蔵
  • The Hunting of the Snark, by Lewis Carroll

    With nine illustrations by Henry Holiday eBooks@Adelaide 2007 This web edition published by eBooks@Adelaide. Rendered into HTML by Steve Thomas. Last updated Sat Jan 13 17:38:15 2007. This work is licensed under a Creative Commons Licence (available at http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/2.5/au/). You are free: to copy, distribute, display, and perform the work, and to make derivative

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    YOW 2005/12/09
    ルイス・キャロル「スナーク狩り」銅板挿絵と全文掲載。
  • Six Grimms Fairy Tales with 39 Etchings by David Hockney

    Six Grimms Fairy Tales with 39 Etchings by David Hockney © 1969 - Copyright of Petersburg Press © 1998 nzci@outnet.co.nz This webpage is presented for archival reference only and is not available for copying or distribution in any form whatsoever.

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    YOW 2005/11/15
    ホックニーのグリム童話絵本。銅板。インクの匂いがしてきそう。
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