2005年11月28日のブックマーク (1件)

  • 一九世紀末フランスにおける排他的ナショナリズムの様相(中谷)

    立命館法学  一九九七年六号(二五六号)一六二五頁(四一三頁) 一九世紀末フランスにおける排他的ナショナリズムの様相 ― 反ユダヤ主義の動向を手掛かりにして ― 中谷 猛 は  じ  め  に 概して政治体制の不安定性に悩まされ続けてきたフランスが議会的共和制の定着に成功するのは一九世紀末の時期である。社会構成から見た場合、この体制を支えた社会集団とは農民層であり、上層ブルジョワ階級(たとえば大実業家、銀行家、上級公務員など)であり、労働者階級にも上層ブルジョワ階級にも属さないと言う意味で中間層となる中産階級であった。とりわけ中産階級の実態は極めて複雑で、その社会意識も多様といってよい。ガンベッタがグルノーブル演説で「新社会層」(一八七二年)と呼んだ中小ブルジョワ階級には、伝統的手工業者、小土地所有者、年金生活者、自由職業人(法曹・医者・技師・教員・ジャーナリスト)など様々な職業の人々が含

    YOW
    YOW 2005/11/28
    仏ののみでなく、同時代にドイツ国民国家統一の動き、英国との比較を読む為に。特に独の政教観を。