(英エコノミスト誌 2012年9月15日号) ユーロ圏の指導者たちは難しい局面を乗り越えた。この先どこへ向かうのかは、まだはっきりしない。 歴史書がユーロ危機の進展の跡をたどる時、2012年9月が新たな章の始まりとなるだろう。ここ数日間、漸進的なことで有名な欧州の政策決定機関が断固たる動きを見せてきた。 ドイツの憲法裁判所は9月12日、ユーロ圏の恒久的な救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)に合憲の判断を下し、ESM発足の最後の大きな障害が取り除かれた。 欧州委員会は同じ日、銀行同盟に向けた第一歩となる欧州の共同銀行監督体制の青写真を提示した。欧州中央銀行(ECB)はその数日前、一定の条件下で、問題を抱えるユーロ圏諸国の国債を無制限に買い取ると発表した。 これらの措置を総合すると、大きな変化となる。最善の場合、これでより持続可能な通貨同盟の基礎が築かれる。ユーロ圏には今、銀行監督のため

