2016年5月11日のブックマーク (3件)

  • 「ネット言論のダークサイド」を計算機で解析する ── データ分析による報道の技術とその再現性 ──

    ガーディアンのサイトに書き込まれてきたコメントの総数は7000万件を超え、そのうち2%が不適切なものとしてブロックされていた 概要 英ガーディアン社は、ウェブ版の記事に寄せられた大量のコメントを計算機により解析し、コメントによるハラスメントの傾向を分析した。同社はそれに用いた技術的側面も公開したため、その詳細について検討した。このようなデータ分析は報道の現場でも今後重要度を増し、プロセスの透明性や解析の再現性といった、科学論文執筆関わる諸問題に類似した課題に直面すると予想される。それらの解決に利用可能な技術についても検討した。 はじめに CMSの普及以後、個人ブログに限らず、コメント欄を開放している大手メディアのウェブサイトもよく見かけます。大手の場合、管理者があまりにひどい罵詈雑言などは各社の規定に基づきブロックしますが、そうでないものは基的には掲載されます。大手になればなるほどサイト

    「ネット言論のダークサイド」を計算機で解析する ── データ分析による報道の技術とその再現性 ──
    YOW
    YOW 2016/05/11
    人力で仕分けされてきたブロックしたコメントをデータとしてる。全コメントの内2%
  • 井上和彦氏「日本が戦ってくれて感謝しています」をシンガポールで検証する - 今日もシンガポールまみれ

    ファクトチェックです。 産経などで時折取り上げられている軍事ジャーナリストに井上和彦氏という方がいます。「日が戦ってくれて感謝しています」という太平洋戦争に関する彼のネットや書籍での主張が妥当か、私が居住するシンガポールに関する記述を検証します。検証基準は下記です。 記述の事象は正確か (ファクトチェック) 記述の全体の位置づけが妥当か (例外や少数事象には注釈をつけるなど、一般的であるような誤解を避けているか) 記述の事象が正確かどうかや全体の位置づけの評価は、シンガポール教科書を含むシンガポール政府の記述を根拠とします。シンガポール政府の史実認識や解釈に異議があるかもしれませんが、今回の記事の視点は「シンガポール"が"、日が戦ったことに感謝しているか」だからです。 井上和彦氏による、以下の3つの記事のシンガポールの記述を評価対象にします。 zakzak by 夕刊フジ: 【戦後70

    井上和彦氏「日本が戦ってくれて感謝しています」をシンガポールで検証する - 今日もシンガポールまみれ
  • Paisley Livingston「哲学としての映画に関する近年の仕事」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    Livingston, Paisley (2008). Recent work on cinema as philosophy. Philosophy Compass 3 (4):590-603. philpapers.org 「映画に哲学ができるか?」というテーマには、意外と蓄積があって、これはPhilosophy Compassのサーベイ論文。 皆様ご存知のように、映画には哲学的テーマを扱ったものがたくさんある。これらは独自の哲学的貢献をなすと考えられるべきなのか? 目次 映画には「哲学する」ことができるか? 作者と意図 解釈のプロジェクトのタイプ 解釈の戦略と哲学としての映画に対する含意 哲学としての映画の強い主張の問題点 この論文のメインの貢献は、映画が「哲学する」と言われる場合には、様々なパターンがあるとして、解釈の種類をわけている部分。著者は以下のような解釈のタイプを区別してい

    Paisley Livingston「哲学としての映画に関する近年の仕事」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
    YOW
    YOW 2016/05/11
    「私は、非言語手段でも哲学的アイデアを伝えられるという強い主張に賛成なのだが、難しいのは、これを認めるには、哲学理解もちょっと変えないといけないというところ」