お越しいただきありがとうございます。 本日は、老後の資産状況の現状についてです。 ここ数年、インターネット上で「老後貧乏」、「老後破産」や「下流老人」などという言葉を目にされた方もいらっしゃるかと思います。 更に、年金だけでは老後の生活費が2,000万円不足するという試算、いわゆる老後2,000万円問題も大々的にメディアでも取り上げられ大きな話題となっておりました。 このブログでも、下流老人や老後2,000万円問題については過去に話題として取り上げたこともございます。 ここからは一歩踏み込んだ内容として、現時点での老後の貯蓄に関連したデータを整理した上で、老後のための資産形成の意味合いについて今一度見つめ直していきたいと思います。 ①老後の貯蓄関連データとその考察 まず客観的事実として、以下に高齢者の金融資産関連のデータを纏める。 a)60代の金融資産保有額(全体) 平均値=1,689万円