「月に行くなら社員の給料を増やせ」の影響このところ(株)ZOZOの前澤社長をテーマに取り上げながら、日本社会の雇用状況の劣悪さ、ワーキングプア問題、富の偏在など日本の解決すべき課題について配信を続けてきた。 多くの方に日本の解決すべき課題について知ってほしいし、考えてもらいたいだけでなく、わたし自身が16年間、生活困窮者支援の現場から日本の貧困と格差の悲惨さを見せつけられてきたからだ。とても先進国だと世界に誇れるような国ではない。 1月26日に配信した「月に行くなら社員の給料を増やせ」は的外れ、というのも的外れー企業に対する労働者の要求は自由であるという記事への反響も様々なところから起こっていてありがたい。 先日も労働者の実質賃金が減る一方、好景気が長期間続いている旨の報道があったばかりである。 わたしたちのもとでも、景気がいいからワーキングプアや生活困窮者からの相談が減るという現象も見ら