日本でも産学官を挙げての本格的な取り組みが始まった、ゲーム(デジタルゲーム)、および関連資料の収集・整理・保存・活用を目的としたアーカイブ活動。今回は「産」、すなわちゲームを開発・販売するメーカー側の活動状況をお伝えする。 お話を伺ったのは、バンダイナムコ研究所の兵藤岳史氏。同氏は拙稿、「日本が世界に誇るゲームを後世に 国もバックアップを始めた保存活動【ゲームアーカイブ】」でもご紹介した、旧ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)製のゲーム開発・関連資料の整理や保存を目的とした、「ナムコ開発資料アーカイブプロジェクト」を2015年から手掛けている。 さらに本プロジェクトは、その内容や成果を社外秘とせず、今年2月にSKIPシティ 彩の国 ビジュアルプラザで開催された、「あそぶ!ゲーム展 シンポジウム」などの発表の場を利用して、積極的に公開していることも特筆に値する。 「あそぶ!ゲーム