韓国初の人工衛星搭載ロケットが10月26日、部品の破損から発射延期を余儀なくされた。これまで2回、打ち上げに失敗しており、「三度目の正直だ」と万全を期して挑んだはずだった。経済分野で存在感を増す韓国だが、宇宙技術開発の遅れからロシアの技術に依存せざるを得ず、失敗原因の究明さえままならない。宇宙開発で先を行く日本に対し、嫉妬や「日本に学ばなければ」と自嘲の声も漏れる。「国民の夢乗せ発射」の5時間前に… 《そびえ立つ“大韓民国”…「羅老(ナロ)」、発射台に設置完了》 韓国の有力紙、中央日報は10月25日、発射目前に迫った韓国初の衛星ロケット「羅老号」についてこう自負する見出しとともに「打ち上げが成功すれば韓国は自国から自国ロケットで衛星を打ち上げた10番目の国となる」と伝えた。 羅老号開発に当たった韓国航空宇宙研究院の金承祚(キム・スンジョ)院長も「プレッシャーは大きいが、必ず成功させ、国民に