今から20年以上も前に人気を誇ったコミック・アニメ作品「究極超人あ~る」の舞台として描かれた長野・伊那地方で7月28日、“聖地巡礼”のサイクリング大会「轟天号を追いかけて ふたたび」が開催された。ゆかりの地をただ訪れるだけでなく、作品のクライマックスシーンにならって、JR飯田線に沿う約18kmの道のりを自転車で疾走するライドイベント。集まったのは作品の愛好者にとどまらず、地元の町長や商工関係者、JR飯田線のファンや生粋のサイクリストまで、多彩なメンバーで盛り上がった。 (レポート 本山大人) 作品のクライマックスシーンを再現 天気予報は曇り時々雨だったが、当日は見事なまでに晴れ渡り、空は青く高かった。日差しは強いが、高原の風はひんやりとして気持ちいい。 とはいえ、訪れた目的は避暑ではない。この地で開催されるアニメ系のイベントを取材しにきたのだ。筆者は「Cyclist」のシステム担当のエンジ