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2016年2月13日のブックマーク (2件)

  • 「ペットボトルの水を見るだけでクスリを思い出す」 覚せい剤依存症患者の日常と治療

    国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 松俊彦・薬物依存研究部長に聞いた石戸 清原和博容疑者が逮捕されました。有名人の逮捕が報じられるたびに、覚せい剤に注目が集まります。でも、その人の変わった言動が取り上げられたり、栄光と転落を語るストーリーが目立ち、薬物依存症そのものについてはよくわかりません。 松さん 栄光と転落とか、当に凡庸で、薬物依存の実態を捉えていないと思います。まず強調しておきたいことがあります。 覚せい剤などの薬物依存症は病気だということです。治らない慢性疾患の病気です。薬物に手を出す前の状態に完全に戻ることができるかというと、できません。 ――えっ、治らないんですか! 治らないというと、どきっとする方もいると思うのですが、回復はできます。 高血圧とか糖尿病なんかと同じです。病気を発症する前の健康状態まで戻すのではなく、自分が抱えている病気と上手に付き合って症状を

    「ペットボトルの水を見るだけでクスリを思い出す」 覚せい剤依存症患者の日常と治療
  • 福島の健康問題は放射線より糖尿病 - 坪倉正治(医師、東京大学医学研究所特任研究員)|論座アーカイブ

    福島の健康問題は放射線より糖尿病 データと医療知識を冷静に報道せよ 坪倉正治 医師、東京大学医学研究所特任研究員 東日大震災および東京電力福島第一原発事故から5年になろうとする今、住民の健康に影響を与えているのは、医学的には結局のところ放射線ではない。 放射線ではないというのは、原発事故や放射性物質は関係がないという意味では決してない。 「放射線が細胞に当たり、DNAを損傷する。空間線量が何マイクロシーベルト(放射線の身体への影響の単位)あり、汚染物質が何ベクレル(放射性物質の量の単位)ある」といったことが問題なのではなく、「家族がバラバラになり、仕事やつきあう人間が変わってしまった。生活スタイルも変化し、未来への希望が描きづらくなった。高齢化もものすごく進んでしまった」などという生活環境の変化や生活再建に関わる問題が主体であるという意味である。 現場の問題は既に原発被災地だけの特殊なも

    福島の健康問題は放射線より糖尿病 - 坪倉正治(医師、東京大学医学研究所特任研究員)|論座アーカイブ