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2020年2月9日のブックマーク (4件)

  • ボリソフ彗星、当初の予想ほど大きくはなかった

    2019年8月に発見された観測史上2例目となる恒星間天体「ボリソフ彗星(2I/Borisov)」。今回「ハッブル」宇宙望遠鏡の観測データをもとに、そのサイズを算出した研究成果が発表されています。 ■10km以上とも予想されていたサイズ、大きくても500mくらい 【▲2019年10月12日にハッブル宇宙望遠鏡が撮影したボリソフ彗星の姿(Credit: NASA, ESA, D. Jewitt (UCLA))】 David Jewitt氏(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)らの研究チームが2020年1月に発表した研究では、2019年10月にハッブル宇宙望遠鏡を使って取得されたボリソフ彗星の観測データが用いられています。 分析の結果、発見当初は10kmを超える可能性も指摘されていたボリソフ彗星の核のサイズは、200~500mと推定されています。2017年に発見された観測史上初の恒星間天体「オウム

    ボリソフ彗星、当初の予想ほど大きくはなかった
  • 3名を乗せたソユーズ宇宙船が帰還、女性による連続宇宙滞在記録が更新される

    2020年2月6日午後(日時間、以下同様)、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた3名の宇宙飛行士を乗せたロシアの「ソユーズ」宇宙船(MS-13)が、カザフスタン共和国に無事着陸しました。 ■クリスティーナ・コック宇宙飛行士は328日間の長期に渡る任務を終了 帰還した3名のうち、NASAのクリスティーナ・コック宇宙飛行士は2019年3月15日に打ち上げられたソユーズ宇宙船(MS-12)でISSに到着。同年12月28日には滞在日数が289日となり、NASAのペギー・ウィットソン宇宙飛行士が2017年に達成した女性宇宙飛行士の連続宇宙滞在記録を突破。滞在日数は帰還までに328日を数え、女性による連続宇宙滞在の最長記録を更新しています。コック宇宙飛行士は滞在中に6回の船外活動を実施しており、ISSの外で過ごした時間は合計42時間15分に及びました。 同時に帰還した欧州宇宙機関(ESA)の

    3名を乗せたソユーズ宇宙船が帰還、女性による連続宇宙滞在記録が更新される
  • ”気球”を使ってハッブル宇宙望遠鏡クラスの観測を目指す「BOBCAT」

    人工衛星を使った天体観測は地球の天候や大気の影響を受けることがなく、これまで様々な成果を上げていますが、多大なコストがかかるのも事実です。そこで人工衛星ではなく気球を使い、比較的低コストでハッブル宇宙望遠鏡クラスの科学成果を上げようとする試みがNASAで行われています。 この試みは気球に搭載した極低温望遠鏡の実証基盤(Balloon-borne Cryogenic Telescope Testbed = BOBCAT)を構築し、遠赤外線の観測に使おうというものです。これが実用化されれば、宇宙の形成や進化の研究が大きく進歩する可能性があります。 宇宙からやってくる赤外線は地球大気でその多くが吸収されてしまい、地上からの観測は容易ではありません。宇宙望遠鏡を打ち上げるのがベストですが、気球でも「地球大気の最上部に行くことができ、宇宙で観測・検出するのと近い状態が得られる」とNASAの科学者Ko

    ”気球”を使ってハッブル宇宙望遠鏡クラスの観測を目指す「BOBCAT」
  • H-IIAロケット41号機 打ち上げ成功。「情報収集衛星光学7号機」搭載

    情報収集衛星光学7号機を搭載したH-IIAロケット41号機(H-IIA・F41)が2月9日午前10時34分、種子島宇宙センターから打ち上げが実施されました。。 H-IIAロケット41号機は打ち上げから約21分後に「情報収集衛星光学7号機」を正常に分離したことを確認。打ち上げに成功しました。 当初の打ち上げ予定であった1月27日は天候に恵まれず延期。翌28日には、機体空調用の地上設備配管から漏れが見つかり、空調に必要な窒素ガスを供給できないことが判明した為、打ち上げを延期していました。 なお、今回打ち上げられた情報収集衛星光学7号機は、光学6号機を踏襲しつつ、姿勢駆動装置の搭載台数の増強による俊敏性の向上、データ中継機能の搭載による即時性の向上を実現しています。

    H-IIAロケット41号機 打ち上げ成功。「情報収集衛星光学7号機」搭載