民間プラントでは世界初! 電気抵抗ゼロを可能にする超電導ケーブルの実証実験開始 エネルギーロスを大幅削減! 複雑な工場レイアウトでの導入成功で実用化へ一歩前進 化学の実験でおなじみの液体窒素。日常生活とは無縁のものと思いきや、血液の保存や食品の急速凍結など、実は身近な分野で使用されているケースも少なくない。そうした中、-196℃という特性を生かし、省エネにも役立てようという実験が進められているという。キーワードは「超伝導」。電気抵抗がゼロになる現象のことだ。超伝導と液体窒素の関係、電気抵抗をなくすことで生じるメリットなど、実用化に向けて期待がかかる注目の技術を紹介する。 普及する「低温」、これからの「高温」 開通に向けて工事が進むリニアモーターカー。ここに超伝導という技術が用いられていることをご存じだろうか? 超伝導とは、特定の物質を極めて低い温度まで冷却した際に電気抵抗がゼロになる現象の
