タグ

2023年5月9日のブックマーク (3件)

  • 3Dプリンター製ロケットの功罪とは? 米レラティビティが事業計画を変更

    米国の宇宙ベンチャー「Relativity Space(レラティビティスペース)」は2023年4月12日、記者会見を開き、3月の「テラン1」ロケットの初打ち上げや、今後のロケット開発計画について説明した。 テラン1の打ち上げが失敗した原因についてはほぼ特定したとする一方、これ以上の開発や打ち上げを放棄し、大型の再使用ロケット「テランR」の開発に焦点を移すとした。 また、同社はロケットを丸ごと3Dプリントして製造することを特長としていたが、現時点では期待していたほどの大きなメリットがないとし、テランRでは使用率が下がることになった。 はたして3Dプリンター製ロケットとはなんだったのか。その実情を見ていきたい。 レラティビティが開発を発表した、大型ロケット「テランR」の想像図 (C) Relativity Space レラティビティとテラン1 レラティビティスペース(Relativity Sp

    3Dプリンター製ロケットの功罪とは? 米レラティビティが事業計画を変更
  • 世界初、人工衛星と市販スマホによる音声通話に成功 - ASTや楽天モバイルら

    米国の宇宙ベンチャー、ASTスペースモバイルと楽天モバイルなどは2023年4月25日、世界初となる、低軌道衛星を使った市販スマートフォン(スマホ)同士の直接通信による音声通話に成功したと発表した。 ASTは衛星を使った“宇宙に浮かぶ携帯基地局”によって、世界中に携帯通信をつなげることを目指しており、楽天モバイルなどが参画している。この成功によって、その実現に一歩近づいた。 スマートフォン同士の通信を中継した、通信衛星ブルーウォーカー3の想像図 (C) AST SpaceMobile ASTスペースモバイルらによる「スペースモバイル」構想 ASTスペースモバイル(AST SpaceMobile)は2017年に設立された米国のベンチャー企業で、巨大なアンテナをもった衛星を複数機打ち上げてコンステレーション(編隊)を組み、市販のスマートフォンとの直接通信を目指す「スペースモバイル(SpaceMo

    世界初、人工衛星と市販スマホによる音声通話に成功 - ASTや楽天モバイルら
  • ナトリウムイオン電池時代幕開け、関連メーカーが50社超で価格はLIBの1/2へ

    「我々のナトリウム(Na)イオン電池(NIB)は、中国Chery(奇瑞汽車)の電気自動車(EV)に搭載される」――。2023年4月16日の中国CATL(寧徳時代新能源科技)による発表は、電池にとっての新時代の幕開けになった。 蓄電池の主役がニッケル水素電池からリチウム(Li)イオン2次電池(LIB)にほぼ切り替わって約10年。ここにきて、次の主役になり得る新型電池、つまりNIBが急速に台頭してきた(図1)。わずか2年前、NIBの開発、量産に取り組んでいるのは世界で数社だった。ところが、現時点ではCATLだけではなく、電池セルメーカーだけで現時点で少なくとも20社超(表1)。原材料や部材メーカーも含めると約50社(表2)注1)にのぼる。今後はさらに増える見込みだ注2)。

    ナトリウムイオン電池時代幕開け、関連メーカーが50社超で価格はLIBの1/2へ