三菱重工業は11日、次世代大型ロケット「H3」について将来的に年間で最大6基の打ち上げを見込んでいると明らかにした。 三菱重の宇宙事業部で技師長を務める徳永建氏が都内で開催した説明会で語った。現行の大型ロケット「H2A」は50号機が最終となる予定で、その後に「H3」のみによる運用になった段階で見込む打ち上げ回数だという。 H3ロケットを巡っては初号機が3月に打ち上げに失敗している。2号機の打ち上げ時期について問われると、徳永氏は1年も待っているわけにはいかないとし、「そんなに遠くないところでやる必要がある」と語った。 関連記事: H2Aロケット打ち上げ成功、月面探査機搭載-三菱重株など上昇 (2)日本の新型ロケット「H3」打ち上げ失敗、発射後に指令破壊 (3)