アメリカ航空宇宙局(NASA)は現地時間4月12日、NASAの火星探査機「MAVEN(メイブン)」のプロジェクトとアラブ首長国連邦宇宙機関(UAESA)の火星探査ミッション「エミレーツ・マーズ・ミッション(EMM)」が、科学的協力と観測データの交換に向けたパートナーシップに合意したことを明らかにしました。 現在、アメリカとアラブ首長国連邦(UAE)はどちらも火星の大気を調べる探査ミッションを実施しており、MAVENとEMMのパートナーシップがもたらす科学的なメリットに期待が寄せられています。 【▲ NASAの火星探査機「MAVEN」の想像図(Credit: NASA)】古代の火星は表面に海や湖ができるほどの水があったと考えられていますが、現在の火星は大気が薄く、表面から液体の水も失われています。NASAのMAVENは時間とともに変化した火星の気候についての洞察を得るために、火星の上層大気と