静岡県西伊豆町の仁科川支流で動物よけの電気柵近くにいた7人が感電し、2人が死亡した事故は26日、発生から1週間がたった。 電気柵は、漏電遮断器の設置といった安全対策が不十分な自作のものだったことが判明。設置者が危険性を認識していたかや電線が切れた経緯など、県警は事故の解明を進めている。 ◆河川敷に違法設置 電気柵を設置した男性(79)を知る地元住民が以前から、この男性に危険性を指摘していたことが、関係者への取材でわかった。 捜査関係者らによると、男性は4、5年前、アジサイの新芽や桜の木を鹿などによる食害から守るため、48メートルの電気柵を設置。地元の男性住民(70)は男性に対し、「行政が管理する橋や道路を横切るのはよくない」と指摘したことがあったという。また、設置者の男性が地元の子どもたちを川で遊ばせていた際に、「危険だよ」と注意した時は電気を切ってくれたという。 このほか、男性が電気柵を