先日の1億円以上の資金調達に成功した28社のスタートアップ・ベンチャーにみる億単位のラウンドの共通項という記事がわりと話題を呼んだ。2012年6月現在、国内で大型調達がしやすい地合いということもあり、1億円以上の調達を狙ってVCと交渉中のスタートアップは少なくないかもしれない。今回は4.4億円の資金調達に成功しているメタップスのCFO、山崎祐一郎氏に話を伺う機会があり、大型資金調達成功の方程式の一つを垣間見た。 結論からいうと、海外展開を視野に入れたスケーラブルな事業展開を考えているスタートアップは、30代前半までの外銀IBD出身者をCFOとして迎えた上で資金調達に望んだ方が良い。CFOが居ずとも1億円以上の資金調達に成功しているスタートアップは少なくないが、より大型の調達を狙いに行ったり、成功確度を高めるにはIBD出身者を招聘すると良いであろう。ネットリテラシーやリスク許容度の高さの観点