BeagleBoardとは,BeagleBoard.orgが開発・販売している小型のマザー・ボードです。約8cm四方という手のひらサイズの基板上に,高性能プロセッサ「OMAP3」と128Mまたは256Mバイトのメモリーを搭載しています。OMAP3は,ARMベースのCPUコアとDSP(Digital Signal Processor)コア,2D/3Dグラフィックス・アクセラレータ・コアを統合した米Texas Instruments社製のチップです。 小型にもかかわらず,ディジタル映像出力(HDMI)やSDカード・スロット,USB2.0ポート,RS-232Cポート,オーディオ入出力などの豊富な外部インタフェースを備えています(写真)。 これほどの機能を備えた組み込みボードが,2008年後半にわずか149ドルという組み込み機器分野でのそれまでの常識を破る低価格で発売されたため,従来組み込みボード
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