公明党の山口那津男代表は2日、東京・JR新宿駅西口で新春恒例の街頭演説を行い、偽装献金事件で元秘書が在宅起訴された鳩山由紀夫首相に対し「しかるべき責任を果たさなければならない。率直に言えば『お辞めなさい』と申し上げたい」と述べ、引責辞任するよう改めて求めた。 実母からの多額の資金提供についても「後から贈与税を納め、簡単に済ませようという首相がいたならば、日本の財政も政治も破綻(はたん)しかありえない」と批判した。 政府が昨年12月30日に閣議決定した成長戦略の基本方針には「目標となる数字が羅列しているだけで、どうやって達成するか具体的な手段は書かれていない」と指摘した。その上で「平成22年度予算を作った後で発表するようでは、まさに後の祭りだ」と強調した。