課題多い大連立=小沢系、公約見直し警戒−民・自 課題多い大連立=小沢系、公約見直し警戒−民・自 民主、自民両党で5日、「大連立」への積極論が相次いだ背景には、菅直人首相が早期退陣の意向を固め、自民党にとっての大きな「障害」がなくなる見通しになったことがある。だが、両党とも、実現に向けてなお難しい課題を抱えている。 「さんざん野党との調整にエネルギーを割いてきたが、連立を組んでいないと最後は党利党略が出て来る」。民主党の岡田克也幹事長は同日、都内で記者団に、昨年夏の参院選以降模索してきた政策ごとの「部分連合」の限界を指摘。その上でテーマと期間を限った大連立が望ましいとした。 大連立を探る民主党の仙谷由人代表代行と自民党の大島理森副総裁は5月18日、岡田氏と石原伸晃自民党幹事長を交えて会談。その際、岡田氏は、大島氏から提案された首相退陣が条件の期限付き大連立を拒否したが、条件を気にする必要