日本経済は2015年、最上級の良い年を迎える。第1に、端的に言えばアベノミクスの成果が誰にも否定できない形となって現れてくる。つまり、過去2年で企業部門に蓄積されてきた富が、いよいよ他部門への好循環という形で顕在化してくる。 そして第2に、様々な外部要因が、かつてない好条件になっている。円安によって売値が大幅に上がった一方、原油安でコストが大きく下がり、マイナスの実質金利で資本コストもかつてなく低くなっている。加えて、米国経済が本格的に回復し、中国は別にしても、世界の生産数量の増加が期待できる環境にある。
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