安倍晋三首相の26日からの訪米を控え、米ホワイトハウス高官から首相の歴史認識問題について過去の談話を継承するよう促す発言が相次いだ。首相が最近、戦後50年の村山談話などにある「植民地支配と侵略」などの文言について「もう一度書く必要はない」などと述べたことから、牽制(けんせい)する狙いと見られる。 ローズ米大統領副補佐官は24日の電話での記者会見で、「米国は安倍首相に、過去の日本の談話と合致する形で歴史問題について建設的に取り組み、地域でよい関係を育んで緊張を和らげるよう働きかける」と述べ、村山談話などを引き継ぐことが望ましいとの考えを強調した。 同じく会見に臨んだ国家安全保障会議(NSC)のメデイロス・アジア上級部長も、「歴史問題では、最終的な解決に向けて関係を修復できるよう誠実で建設的に、率直な態度で取り組むことが非常に重要だ」と日韓双方に促した。 首相は、過去の植民地支配と侵… こちら