「Interop Tokyo 2007」で15日、総務省が2006年11月から開催している「P2Pネットワークの在り方に関する作業部会」の出席者によるコンファレンスが行なわれ、作業部会での成果や夏頃の開始を予定している実証実験の概要などが紹介された。 ● P2Pネットワークの実証実験を夏に開始 P2Pネットワークの在り方に関する作業部会は、総務省の「ネットワークの中立性に関する懇談会」の部会として開催され、これまでにP2Pネットワークの現状や今後の政策課題などについて議論をしてきた。 総務省データ通信課の大橋秀行氏は、作業部会での検討を踏まえて2007年夏から開始を予定している「P2Pネットワーク実証実験」の概要を紹介。実証実験では、P2Pネットワークを利用したコンテンツ配信を実際に行なうことで、P2Pネットワークが負荷やコストの軽減につながるのかといった検証や、ビジネスモデルとしての課題