KDDIは1月16日、国内初となる携帯電話向けNFCサービスを今月下旬から順次開始すると発表した。日本航空(JAL)やカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)などが対応サービスを予定している。 NFC(TypeA/B)対応端末で、(1)電子マネーやクレジットなどの決済サービスやクーポン、会員証、各種チケットとして利用できる「カード機能」、(2)NFCタグを内蔵したポスターに端末をかざすことで情報を取得できる「リーダー機能」、(3)NFC携帯同士やNFC対応機器にかざすことで情報交換を行う「Peer to Peer機能」──などを利用できる。 まず「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」(Samsung Electronics製)で対応し、機種は順次拡大する。 JALは、事前に座席指定まで済ませておけば、搭乗手続きなしにNFC端末だけで飛行機に乗れるサービスを夏ごろに開始する
スマートフォン用のアプリは、利用者の近くにあるモバイル・ペイメントを利用可能な店舗を地図付きで表示する機能も備える 米DeviceFidelity社は、近距離無線通信技術「NFC(near field communication)」機能を搭載したmicroSDメモリーカードを開発した。米Spring Card System社と組み、このカードをスマートフォンのモバイル・ペイメントに活用するサービス「moneto」を2012年1月に始めた。同月10日(米国時間)から米国ラスベガスで開催中の民生機器展示会「2012 International CES」で対応機器のデモを見せている。 DeviceFidelity社などが始めたのは、米Apple社のスマートフォン「iPhone」と組み合わせたサービス。同社は、microSDメモリーカードとiPhone用のカバーケース、米銀行のUniversity
エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長:葉田順治)は、One2Touch社(本社:ノルウェー、CEO:Oyvind Holtedahl)と共同で企画・開発したNFCテクノロジー搭載キーボードを、今夏、日本市場で展開することをお知らせいたします。 One2Touch社は、2009年6月にノルウェーで設立された技術者が集うベンチャー企業です。彼らがNFCテクノロジーを搭載したキーボードの製品化を実現し、エレコムとともに最終製品へとブラッシュアップしてきました。※One2Touch社のtouch & typeテクノロジーは、世界各国に特許出願されております。 NFCキーボードは、ケーブル不要・ペアリング不要で、キーボードにスマートフォンを置くだけで、快適なタイピングを可能にするものです。シリコン素材を使用しているので、コンパクトに折りたたむことができ持ち運びに便利です。外出先などでも、
2011年12月21日8:00 2012年度末までにFeliCa/TypeA/B対応のスマートフォンを発売へ おサイフケータイ機能と合わせNFCによるサービスの広がりに期待 2004年7月に「おサイフケータイ」のサービスをリリースしたNTTドコモでは、2012年冬の端末を目標に、従来のFeliCa通信の機能に加え、TypeA/Bのカードエミュレーション機能の搭載を進めている。NTTドコモ フロンティアサービス部 おサイフケータイ事業推進担当部長 中村典生氏と同部 おサイフケータイ事業推進 NFC推進 担当課長 市川剛氏におサイフケータイの経験を生かしたNFCビジネスへの展開について話を聞いた。 NTTドコモ おサイフケータイでPayPassやpayWave決済が可能に スマートフォンの利用者はおサイフケータイの利用率も高い ――NTTドコモ様では、2011年2月に、FeliCa通信に加えて
最近話題の「NFC」。Felicaとの違い、今後の発展、日本勢に出来ることなど、NFCに関する解説が網羅されています。 著者は、電子マネーEdyの立ち上げから日本のNFCに関わってきた鵜飼伸光さん。ボリュームはありますが、必見の記事です。(本田) 「NFC」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。むしろ、本サイトをご覧になる方で、全く聞いたことがないという方は無いかもしれない。Near Field Communicationの略語であるが、最近ではO2O(Online to Offline)やIoT(Internet of Things)という用語と絡めて語られることも多い。どうやら、「ネット」と「リアル」をつなぐキーテクノロジーの一つとみなされているようだ。 ガートナーが発表している先進テクノロジのハイプ・サイクル:2011年でも、今まさに「Peak」。しかし、じゃあ正確にそれって何?と
モバイル先進国、韓国をウォッチしながら、新しいモバイル関連ビジネスの種を見つけていく本連載。今回からは日本での注目も高まる「NFC」をめぐる覇権争いに迫る。 周知のようにグーグルはAndroid 2.3よりNFC(Near Field Communication)を標準サポートした。最初の本格的な商用Android NFCスマートフォンは“韓国版”のGalaxy S2である(NTTドコモ版のGalaxy S2にはNFCは搭載されていない)。 今、このNFCを使ったモバイル決済が世界中で注目を浴びている。日本人にとって「おサイフケータイ」は当たり前のものとなっているが、世界中のほとんどの国では、NFCによって今から普及が進んでいくためだ。また、誰がモバイル決済の覇権を掴むのか――という点でもNFCは非常にホットな話題になっている。日本では携帯電話事業者が主導権を握ったが、これからNFCにより
スマートフォンへの標準搭載がグローバルに進むNFC。国内の携帯キャリアは、NFCにどう取り組む考えなのか。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルのNFC戦略を取材した。 携帯電話をはじめさまざまな機器間で無線通信を行う近距離無線通信技術「NFC(Near Field Communication)」に対する関心が高まっている。 2010年11月、米グーグルのエリック・シュミットCEO(当時)が「Web2.0サミット」でNFCに対応した自社のスマートフォン「Nexus S」を披露、NFCタグの読み取りを実演してみせたことで、「beforeシュミット、afterシュミットと言われるほど、世界中の携帯電話業界が注目するようになった」(業界関係者)という。 グーグルでは、Androidの最新OSバージョン2.3でNFCを標準サポートしている。世界のスマートフォン市場でAndroidは今や30%
ジェットパックはまだ手に入らないかもしれないが、近いうちにクレジットカードは過去の遺物になるだろう。少なくとも、財布に入れられることはなくなるはずだ。 その実現の一助となるテクノロジが近距離無線通信(NFC)だ。近距離にあるデバイス間で情報を交換できるという素晴らしい技術である。これまでのところ、NFCの主な用途は決済で、具体的には小売店のPOS端末で多く使用されている。実際に、銀行のクレジットカードにNFCチップが埋め込まれていることも多い。 NFCチップの次なる開拓分野はスマートフォンだ。財布と同様、スマートフォンも人々が常に持ち歩くものになった。さらに重要なことに、モバイルアプリケーションストアの登場によって、スマートフォンがユーザーの銀行口座やユーザーの携帯するカードの一部とクレジット情報を直接つなぐことができると考えられるようになった。 1年近く前から、さまざまな特許出願書類や報
[読了時間:4分] おサイフケータイと言えば、日本が世界に先行するモバイルアプリケーションの分野。ところが日本の携帯電話に搭載されている非接触型IC技術と同様のNFC(近距離通信)と呼ばれる技術がスマートフォンに搭載され始めた。またこれをきっかけに、世界のIT大手がモバイル決済サービスに乗り出そうとしている。世界のIT大手の参入で、リアル店舗での決済やマーケティングに大きな変化が起きる可能性がありそうだ。 米Bloomberg通信によると、米書籍販売大手Amazon.comがモバイル決済サービスの検討を始めたという。Amazonは、オンラインのコマースで培ったノウハウやブランド力を、モバイル機器を使ったリアル店舗でのコマースにまで応用しようと考えているようで、その一環としてスマートフォンに搭載され始めたNFCの「おサイフケータイ」的な利用方法の検討を始めているという。 米Microsoft
MWCにみるモバイル業界NFC最前線――世界サービス共通化は近いか?:Mobile World Congress 2011(1/2 ページ) 今年2011年に開催されたMobile World Congress(MWC)におけるテーマの1つに、NFC(Near Field Communications)があった。NFCとは、わずか数センチメートルの距離でデバイス同士が無線による非接触通信を行うための通信規格。世界標準の規格として、今後さまざまな分野での応用が期待されている。特にクレジットカード情報や電子マネー情報を載せて使う「モバイルペイメント」分野での利用が想定され、モバイルデバイスにおける主流技術の1つになることが見込まれるものだ。日本では「おサイフケータイ」などの名称でモバイル決済サービスは広く利用されているが、世界的にはどうなっていくのか。MWCで紹介されていたNFCに関するいくつ
次の記事 世界の携帯通信大手16社、NFC技術のサポート表明 - 来年までに商用サービス開始 2011.02.22 世界の携帯電話通信事業者らが参加するGSM Association(GSMA)は21日、同団体に加盟する16社の事業者が、Near Field Communications(NFC)技術を使った商用サービスを来年までに投入する予定であることを発表した。 GSMAの声明には、 ソフトバンクモバイル、韓国KT、SKテレコム(SK Telecom)、中国チャイナ・ユニコム(China Unicom)、インドのバーティ(Bharti Airtel) 、英ボーダフォン(Vodafone)、ドイツテレコム(Deutsche Telekom)、スペインのテレフォニカ(Telefonica)、テレコムイタリア(Telecom Italia)、ノルウェーのテレノール(Telenor )、アメ
現時点では、スマートフォン向けのAndroid 2.3(コードネーム:Gingerbread)と、タブレット向けのAndroid 3.0が分かれているが、これに関しても「将来的に、別々にするか一緒にするかは、まだ決まっていない」。 また、グーグルは「Nexus One」や「Nexus S」といった端末を、メーカーと共同で開発しているが、これはあくまでもOSの要件を定めるための"リーディングデバイス"とのこと。メーカー選定の基準に関しては「能力、勢い、信頼性など全てを検討プロセスに乗せている」という。今までは台湾・HTCや、韓国・サムスンが、これらのデバイス開発に携わっていたが、「どうお付き合いするのかは、毎日検討している」そうだ。 端末間の互換性に関する質問に対しては、「全て固定にするつもりはない」と答える。要求するスペックを画一化することで、端末のバラエティが失われてしまうからだ。ただし
米XIUS社は2011年2月15日,インドのTata DOCOMO社と提携し,インドの一部でNFCを活用したモバイル課金サービスのトライアルを開始すると発表した。日本では携帯端末向けソフトウエア・プラットフォームであるAndroid 2.3でNFC機能がサポートされたことから,スマートフォン搭載のNFC機能を使った新しいサービスが注目されている。ところが,インドや南米などの新興国では,NFC搭載の携帯電話機やスマートフォンが普及するには時間がかかると予測されている。しかも,銀行などから後払い(ポストペイド)が一般的な先進国と異なり,通信代金支払いは前払い(プリペイド)である。そこで,XIUS社では異なる方法を使ってNFCをモバイル・ペイメントに使おうとしている。スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2011」に参加している同社のVice Preside
MWC 2011で見えた1つの潮流は、近距離無線通信の規格NFCを使ってモバイルペイメントなどがグローバルでも重要なアプリケーションになりつつあること。日本ではある意味でFeliCaを使ったおサイフケータイによって当たり前になっているサービスだが、NFCの広まりとともに世界でも一気に利用が進みそうなアプリケーションだ。 ▼サムスンの支払いのデモ 今回のMWCでは多くのブースでNFCを使ったソリューションやサービスの展示があった。例えば、サムスン電子のブースでは、NFCチップを搭載するGalaxy S IIなどを使って、交通系サービスやクレジットカードによる支払いのデモを行っていた。エリクソンの展示では、交通系に加えて、ホテルのカギの情報をモバイル端末に伝送してNFCで部屋の解錠をするといったソリューションも示していた。エリクソンでは、サービスプロバイダーやモバイルオペレーターが安全なサービ
NTTドコモブース 世界最大級のモバイル関連見本市「Mobile World Congress 2011」で、NTTドコモは現在開発中の新技術などの展示を行っている。ドコモは、2012年末をめどに、従来のおサイフケータイで使われているFeliCaに対して、上位規格のNFCをサポートすることを明らかにしており、その説明などが行われていた。 SIMカードを挿してNFCに対応 日本国内では、近接通信のFeliCaチップを使ったおサイフケータイサービスが普及しているが、FeliCaと同種の規格Mifareの上位に位置づける形で、国際規格として制定されたのがNFCだ。ただ、NFCにはFeliCaやMifareなどの複数のタイプがあり、相互に互換性はない。日本と一部アジアの国で採用されているFeliCaと、一般的にNFCと呼ばれる通信規格には互換性がなく、例えばNFCに対応したGoogleのスマートフ
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