コンビニ「サンクス」の京都府や奈良県などにある95店が、4月から順次「ローソン」にくら替えすることがわかった。ローソンなど上位3社と、サンクスなど4位以下との業績の格差が広がり、業界の寡占化が進んでいることが背景にある。 京都や奈良、滋賀県などでサンクスを運営する「サンクス京阪奈」(奈良市)は3月末、10月までのフランチャイズ契約を中途解約する。「売り上げが減る一方で、このままでは事業が成り立たない」と同社は説明する。 サンクスは、「サークルK」も展開するサークルKサンクスが、各地の有力企業と合弁で地域運営会社をつくり、店舗展開を任せてきた。だが3年前からくら替えが相次ぎ、全国で計約400店が他チェーンに転じた。サンクスの店舗数は現在約3千店。