鴨狩で銃に弾を込める。ニュージーランド・オークランドにて Photo: Sandra Mu / Getty Images ニュージーランドの銃所有率、じつは世界トップクラス ニュージーランドの銃所有率はここ10年で、世界のトップクラスに入るほど上がっている。だが、銃による殺人の割合は、世界平均を大きく下回る。銃器所有者の多くが狩猟家と農家だからだ。 3月15日、クライストチャーチで起こった銃乱射事件で、少なくとも49名の死者が出た。これは2017年、ニュージーランドで起こった殺人総件数よりも1人多い数だ。 今回の2つのモスクでの襲撃は、同国ではこの70年以上で最悪の乱射事件となった。この乱射事件は、人口500万人弱のニュージーランドで銃規制議論の新たな材料になろう。 ニュージーランド・クライストチャーチでのモスク銃乱射事件をうけて記者会見するジャシンダ・アーダーン首相。ウェリントンにて。2