●小矢部・神明社 参道沿いに 小矢部市棚田の神明社境内の隅にあった「盤持ち石」6個が何者かによって参道沿いに移され、重さ順に並べられていたことが31日までに分かった。かつて若者の力比べに用いられた重さ最大約100キロある石で、地面に引きずった跡がなく、石の破損も確認されていない。住民からは「誰が何のために置いたのか」と不思議がる声が上がっている。 小矢部市内では、明治から大正にかけて各地の神社境内で石を使った力比べ「盤持ち大会」が盛んに行われていた。昭和初期に衰退し、現在は行われていないが、使用された盤持ち石は各地に残っている。地元住民によると、神明社は明治期に創建され、棚田でも力比べを行われていた。 棚田の盤持ち石は6個あり、以前は手水舎のそばに雑然と置いてあった。ところが最近になって、住民が約10メートル先の参道沿いに盤持ち石が移動させられているのを発見。40~100キロの6個は鳥居か