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ブックマーク / case-report-by-erp.blog.ss-blog.jp (5)

  • 腸炎?という触れ込み: 日々是よろずER診療

    更新終了。筆者が救急医療の最前線に従事してた当時、その現場で感じたことを綴っています。記事はこのまま残しておきます。 ↓ポチッとランキングにご協力を m(_ _)m さて、日は、前振りなしで、いきなり症例から入ります。 75歳男性  嘔吐、下痢 ADLは自立。高血圧で近医通院中。当院の受診歴はない。ある日の深夜午前1:30、そんな患者の受け入れ要請が入った。 救急隊「夜10時から、下痢が3~4回。0時から、嘔吐が5~6回です。 バイタルですねえ・・・、血圧142/74、脈拍56、ルームでサチュレイション100です。 意識クリアです。受け入れよろしいでしょうか?」 看護師「頭痛、めまいは、ありますか? 体の痛みをどこか訴えていますか?」 救急隊「頭痛、めまいは、ありません。 下腹部痛の訴えがあります。」 看護師 「つきそいの方はいらっしゃいますか? 当院の受診歴はありますか? 救急隊 「息

    腸炎?という触れ込み: 日々是よろずER診療
    You-me
    You-me 2018/06/08
    「「嘔吐+下痢の第1報だったら、嘔吐から先に注目してください。とりあえず下痢は無視してていいです。 嘔吐は、何でもありの症候ですから。」心筋梗塞でも吐き気訴える例もあるのです
  • 一人歩きしてしまった病名: 日々是よろずER診療

    更新終了。筆者が救急医療の最前線に従事してた当時、その現場で感じたことを綴っています。記事はこのまま残しておきます。 ↓ポチッとランキングにご協力を m(_ _)m 紹介患者を引き受けるときや当直帯で患者の申し送りをするときなど、「***の患者です」と情報伝達していくことは、業務の日常である。しかしながら、***のところが具体的な病名であれば、情報の受け手のほうは、しばしば、視野狭窄に陥ってしまう。 情報の送り手のほうは、受け手が視野狭窄に陥らないような情報提供を心がける必要があるし、情報の受け手のほうは、視野狭窄に陥らないように、自分自身の意識に注意を払う必要がある。相手を視野狭窄に落としいれない情報の送り方は、病名はなく症候名のほうがいいと思う。どうしても病名を書きたければ、その症候名の後に、自分の論理で導いた仮診断という形で書くほうがいいだろうと思う。 3月にエントリーした脳梗塞とい

    一人歩きしてしまった病名: 日々是よろずER診療
    You-me
    You-me 2015/07/27
    「病名の 一人歩きに 気をつけろ!」
  • 救急外来でのある看護師の涙: 日々是よろずER診療

    更新終了。筆者が救急医療の最前線に従事してた当時、その現場で感じたことを綴っています。記事はこのまま残しておきます。 ↓ポチッとランキングにご協力を m(_ _)m 今日紹介するのは、ある救急病院のある日の一こまです。医師会員制の某サイト内に紹介されたものです。日は、その一部をここに紹介し、救急医療というものを皆様一人ひとりが考えてくだされば幸いです。 ストレッチャーを病院じゅうからかき集め、救急初療室はもちろん、観察室も人が通れないほどの患者様で埋め尽くされました。 方々から赤ん坊の泣き叫ぶ声、お年寄りのうめき声が聞こえ、誰かが看護師・医師を呼べば、また次が呼ぶということが繰り返され、そのたびに仕事が中断し、医師も看護師も病院職員も、事を摂る間もなく朝から夜まで一生懸命働き続けました。 まるで大災害の後のような光景でした。 当にみんなよくやったと思います。 こんな状況でも決して救急

    救急外来でのある看護師の涙: 日々是よろずER診療
  • 昨今の救急報道に関する私見: 日々是よろずER診療

    更新終了。筆者が救急医療の最前線に従事してた当時、その現場で感じたことを綴っています。記事はこのまま残しておきます。 ↓ポチッとランキングにご協力を m(_ _)m 今回のエントリーは、昨今の救急報道に関する個人的な視点を述べてみます。ご批判はお受けしますが、コメント上で、議論を戦わすつもりはございませんので、あらかじめご承知おきください。 http://www1.ntv.co.jp/action/theme/02/ 「医療崩壊」過酷な勤務医をサポートせよ 小児科や産科のたらいまわし救急医療など、今、日中で起きている”命の格差”問題を徹底取材。あるべき「医療体制」の提案を! というタイトルのブログがあります。報道関係者がおつくりになったブログのようです。コメントも書き込めるようで、医療関係者から多くのコメントが入っています。テレビ関係者は、どうしても、わかりやすく印象的にというところに力

    昨今の救急報道に関する私見: 日々是よろずER診療
  • <番外エントリー>大淀病院判決報道に思うこと(判決文リンクしました): 日々是よろずER診療

    (3月6日 追記しました。読売新聞報道に対する抗議の意です) (3月7日 追記しました。報道姿勢の問題点を心理的な見地から具体化してみました) 皆様、大変ご無沙汰しております。当ブログの継続執筆を中断して随分と時間が経ちました。当ブログをこれから再開させるという気持ちは特にはないのですが、大淀病院の判決が出た今だからこそ、番外エントリーとして、私見をネット上に公開してみたいと思います。 そもそも、私が一現場の医師としての意見を広く知ってほしいと思い、ブログ執筆へ向かうようになったきっかけの一つが、2006年10月の大淀病院報道でした。当時、毎日新聞を筆頭に、「たらい回し、6時間放置」などの言葉が躍ったメディアの騒ぎぶりに、激しい怒りを感じるとともに、深い悲しみも感じました。いずれにせよ、当時の一連の報道が、救急医療に対する私の心を最初にへし折った報道であることはまちがいありません。これは私

    <番外エントリー>大淀病院判決報道に思うこと(判決文リンクしました): 日々是よろずER診療
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