ムハンマド・ホスニー・ムバーラク(アラビア語: محمد حسني مبارك, ラテン文字表記: Muhammad Husnī Mubārak, 1928年5月4日 - 2020年2月25日)は、エジプトの軍人、政治家。日本ではムバラクと表記されることが多い。 共和政エジプト第4代大統領(第2代エジプト・アラブ共和国大統領)として約30年にもわたる長期政権を維持したが、2011年の革命によって失脚した。 生涯[編集] 生い立ち・軍人へ[編集] ミヌーフィーヤ県のカフル・エル・ムスリフ村に生まれた。父は小さな地主で、県の法務局で働いていた。父はムバーラクにカイロ大学へ進学することを勧めていたが、1948年の第一次中東戦争が状況を変えた。戦後、アラブ軍の無能力が明らかになり、有能な人材を集めるために中産階級にも将校への道が開かれた。ムバーラクは飛行士の道を進み、1949年に士官学校を優等で
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