東京電力巡り株主代表訴訟へ 11月3日 18時44分 3月の福島第一原子力発電所の事故で、東京電力が巨額の損失を出したのは、経営陣が安全対策を怠ってきたためだとして、東京電力の株主およそ30人が歴代の経営陣に対し、合わせて1兆1000億円余りを返還するよう求める株主代表訴訟を目指すことになりました。 提訴を目指しているのは、東京電力の株主およそ30人です。これらの株主は「3月の福島第一原発の事故は東京電力の歴代の経営陣が地震や津波などの安全対策を怠ってきたために起きた」と主張して、過去20年余りの間に役員を務めたおよそ60人を対象に、総額で1兆1000億円余りを会社に返還するよう求めることにしています。1兆1000億円という額は、東京電力がことし8月に明らかにした原発事故による損失の見込み額だということで、会社側が求めに応じない場合、株主代表訴訟を起こすことにしています。株主代表訴訟になれ