本Webサイト内に掲示された技術情報は、時間の経過や該当技術の進歩・変化等にともない、その記述内容に相違が発生する場合がございます。技術項目全てを保証するものではないことを事前にご了承いただき、参考情報としてご活用ください。
本書は、Linux KVMのshadow pagingの実装について解説します。読者の前提条件として、仮想化及びx86アーキテクチャにおけるアドレス変換機構(MMU)に関する基礎知識を有している方を対象としておりますので、あらかじめご了承ください。 KVMは米国Qumranet社により開発されている仮想マシンで、完全仮想化をサポートします。当初は仮想化拡張機能(Intel VT-x、 AMD SVM)をもつx86アーキテクチャを対象に開発されてきましたが、現在ではその他のCPUアーキテクチャにも移植されています。本書内では特に記載がある部分を除き、x86アーキテクチャのみを対象といたします。 実装の特徴としては次のようなものが挙げられます。
ダンプの解析を行なうためには、ダンプの構造を理解しておく必要があります。 前回、ダンプはメモリの内容を吐き出したものだと説明しましたが、実際の中身は、どのような形式になっているのでしょうか。ダンプの中身の形式は、ダンプ採取機能によって異なることがあります。kdumpでは、ELF形式で吐き出しています。 ELF形式なので、readelfコマンドで中の形式を覗くことができます。早速、覗いてみましょう。 タイプが「CORE」と言うことで、プロセスのコアファイルと同じ形式になっています。ただし、プロセスのコアファイルは、プロセスの仮想アドレス空間を吐き出したものですが、ダンプの場合は物理アドレス空間を吐き出したもので、意味が異なっているので注意してください。ダンプは、カーネルの仮想アドレス空間を吐き出したものではありません。ダンプのフォーマットにコアファイルのフォーマットを借用しているというのが正
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く