膝栗毛展 なかなか楽し 2007年06月26日 奈良市山陵町の奈良大学博物館で開かれている「一九と『膝(ひざ)栗毛』」展が、なかなかにおもしろい。ベストセラー作家・十返舎一九(1765〜1831)の人気に乗ろうとした海賊本があるかと思えば、貸本用にわざわざサイズを大きくした本やら、カバー付きで大事にしまわれていたらしいものもある。江戸後期から明治にかけての人々が本とどうつきあっていたかがわかる、楽しい展覧会だ。8月5日まで。 上が市販用の「中本」。下は紙のサイズが大きい、貸本用の「半紙本」 上が正本で、下が海賊版。京都・方広寺の大仏殿で柱の穴をくぐる絵が描かれているが、海賊版は2ページを使い大げさだ 「西洋道中膝栗毛」の挿絵。弥次喜多(右下)がインド?で象に驚いている。海外でも珍道中が続いたらしい=以上3点はいずれも奈良市の奈良大学で カバー付きの「膝栗毛」。入手が難しい「レアもの」だ ■
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