膝栗毛展 なかなか楽し 2007年06月26日 奈良市山陵町の奈良大学博物館で開かれている「一九と『膝(ひざ)栗毛』」展が、なかなかにおもしろい。ベストセラー作家・十返舎一九(1765〜1831)の人気に乗ろうとした海賊本があるかと思えば、貸本用にわざわざサイズを大きくした本やら、カバー付きで大事にしまわれていたらしいものもある。江戸後期から明治にかけての人々が本とどうつきあっていたかがわかる、楽しい展覧会だ。8月5日まで。 上が市販用の「中本」。下は紙のサイズが大きい、貸本用の「半紙本」 上が正本で、下が海賊版。京都・方広寺の大仏殿で柱の穴をくぐる絵が描かれているが、海賊版は2ページを使い大げさだ 「西洋道中膝栗毛」の挿絵。弥次喜多(右下)がインド?で象に驚いている。海外でも珍道中が続いたらしい=以上3点はいずれも奈良市の奈良大学で カバー付きの「膝栗毛」。入手が難しい「レアもの」だ ■
えんぴつで乗りつぶす鉄道全駅 2007年06月25日 鉄道趣味で「乗りつぶし」といえば、鉄道の全区間を乗り倒すこと。国内の全線を乗りつぶすとなると、金も時間もかかる。「えんぴつで日本全駅」(メディアファクトリー刊)は、全国の「駅名」をなぞり書きすることで、乗りつぶし気分を味わおうという趣向だ。(アサヒ・コム編集部) 路線図の駅名をえんぴつでなぞり書きする。一駅一駅進む感覚が、鉄道に近い JR編は4588駅。路面電車やモノレールも収録した私鉄編は4878駅 全国でもっとも長い駅名もこの通り。巻頭で取り上げられた路線は、写真入りのカラーページだ 全部なぞり書きして、京急の乗りつぶし達成。独特の達成感がある 鉛筆でなぞり書きする本は、昨年の「えんぴつで奥の細道」(ポプラ社)の大ヒット以後、さまざまな類似本が出ている。担当編集者の江守敦史さんは「路線図を眺めてどんな駅があるのかを見るのは楽しい。え
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