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ウェブの新しい概念として注目されるWeb 2.0。確固たる定義はなされていないが、ユーザーが参加してコンテンツを作り上げる点や、サービス提供者がウェブアプリケーションのインターフェース(API)を公開して他社とのサービス連携を容易にし、新しいサービスを生まれやすくしている点などに特徴がある。 逆に言えば、Web 2.0サービスを提供する企業は、他社とのアライアンスが不可欠になってくる。Web 2.0の世界ではどのようなアライアンスの形があり、どういった点に注意すべきなのだろうか。10月4日に開催されたイベント「IT Venture Alliance Forum 2006」では、サイボウズとゆめみ、電通とシリウステクノロジーズのアライアンス事例をもとにWeb 2.0時代のアライアンス戦略が語られた。 まず、サイボウズとゆめみの事例から見ていこう。両社はビジネスモバイル市場の開拓を目的として、
バージニア州タイソンズコーナー発--米国時間9月20日に開催された会議「The New New Internet - Web 2.0 Conference」の講演者たちによると、Web 2.0の概念は企業の「ファイアウォール」の内側に浸透しつつあるが、システムの複雑さと管理上の懸念から、企業におけるWeb 2.0技術の採用は依然としてコンシューマーに遅れをとっているという。 Ajaxを使ったウェブ開発、RSS、ブログといった技術は、たしかにビジネスの分野でも利用が進んでいるものの、たいていは小規模か、実験的な導入にとどまっている。また、Wiki、タグ付け、ウェブベースのソーシャルネットワーキングなどが持つ、人と人とのつながりを促進するという側面は、働く人たちの間でのコラボレーションの向上にも役立つと、講演者たちはその利点を述べた。 過去においては、率先して新技術を採用するのは常に企業の側で
本題に入る前に、Web2.0の概念を最初に提唱した文章の原題には「Design Patterns and Business Models for the Next Generation of Software」という副題が付いてます。次世代ソフトのデザインパターンとビジネスモデル、というような感じ。つまり、Web2.0というのは「技術トレンド、情報モデル、そしてそれらに伴うビジネスモデルの変化を扱う総称」だ、とも言えるわけです。 「Web2.0とは結局、一体、何なのか?」と「Web2.0の条件4つ」を読んで、これはものすごく妙な解釈だな、これはおかしいんじゃないのか?と感じた人はWeb2.0を技術トレンドとして解釈しているということ。まぁ今までの説明は賛否両論っぽいかな?と感じた人は情報モデルっぽい解釈をしているということ。最後に、ああこういう考え方の方がわかりやすいかも?と感じた人は割と
ロングテール、ベータ版というようにして、Web2.0に関するビジネスモデルを見てきたわけですが、3つめは「オープンソース」、Web2.0のあらゆるものを支えている根幹です。 この場合のソースというのはプログラムのソースコードのことを指します。これを誰でも希望すれば見られるようにする、これが「オープンソース」です。そして、オープンソースにするということは、誰でもそのソースコードから実行ファイルなどを生成できるということ。 例えば、Windowsのソースコードは一部を除いては公開されていません。もしWindowsがすべてオープンソースであったとするならば、そのソースコードを使って無料のWindowsが作られ、誰でもそれを自由にダウンロードしてインストールすることができるようになります。しかしこうなるとマイクロソフトは儲かりません。 なのに、オープンソースはビジネスモデルであり、事実、成功してい
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