17年前に起きた阪神・淡路大震災。 このときに注目されたのが、水道が使えなくても、トイレなどの生活用水が確保できる井戸でした。 この井戸を設置する動きは、去年の東日本大震災のあと、さらに各地に広がっています。 一般の家庭などでも掘るようになったという井戸の活用方法や注意点などについて、生活情報部で住まいをテーマに取材している天間暁子記者がお伝えします。 東京・練馬区の賃貸マンションでは、玄関先に「井戸」を設置しています。 このマンションのオーナーの男性は、おととしマンションを建てた際、災害時の水を確保しようと、井戸を掘ることを決めました。 さらに、マンションの駐車場には、マンホール式の災害用トイレもあります。 ふたを開けるとトイレが出現。 下水につながっていて、バケツにくんだ井戸水を使って流すことができます。 オーナーの男性は、災害時には、マンションの住民だけでなく、近所の人に