コアなネットユーザにはおなじみの「はてな」の各サービスを提供する(株)はてなが本社機能を京都市内に移転するニュースが流れ、既に十日超が過ぎた。 それまでの間、ほかならぬはてなの中のサービス、例えばはてなダイアリーやはてなブックマークの中で、はてなの本社移転の賛否および今後の見通しが活発に議論された。 議論の内容を乱暴に二分すると、以下のようになる。 はてなは、アメリカで新サービスを展開すべく Hatena Inc. を設立した上で社長の近藤氏が渡米したのにこんどは京都移転では、ユーザとしての納得感が得られない。近藤氏は、経営者の立場でユーザに向けこれまでの経緯と今後の方針につき説明する責任がある。 はてなは、近藤氏の著書にあった「へんな会社」という呼び名にはかるまでもなく、近藤氏の強い個性なくしては存在し得ない。ましてやはてなは非公開企業のため、創業者かつ実質オーナーである近藤氏の自由な