新型コロナウイルスの感染拡大により、先月はオイルショックを彷彿とさせるトイレットペーパーの買い占めが話題になった。 しかし、品薄状態が解消されはじめた昨今、買い占めた商品を持て余し、店に返品を求める人がチラホラ現れているようだ。言うまでもなく、そんな不届き者を歓迎する店などあるはずもない。 今月初旬、オーストラリアの「ドレイクス・スーパーマーケット」に、とんでもない返品要求が飛び込んできた。32ロール入りのトイレットペーパー150袋と1リットルサイズの除菌液150個を返品したいと言うのだ。その総額、なんと1万ドル(約110万円)相当。 返品の理由はオンライン・マーケットプレイス「eBay」のストアが閉鎖され、転売できなくなったからだという。もちろん、スーパー側は返品を拒否した。 ありえない買い占めと返品要求に、同スーパーマーケットのディレクターであるジョン・ポール・ドレイクさんは怒り心頭。