新型コロナウイルスの影響で在宅勤務に移行する企業が増えている。そんな中、世界中で脚光を浴びているのが、クラウド型ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を手がけるアメリカのズーム・ビデオ・コミュニケーションズだ。 ナスダックに上場する同社が3月4日に発表した2020年1月期決算は、売上高が前年比倍増。2019年末に60ドル台後半で推移していた株価は2月下旬、一気に100ドル台まで急上昇した。 日本でも注目度は急速に高まっている。10人以上の課金ユーザーがいる顧客数は、2019年7月の日本法人設立時に2500社だったのが、2020年1月末に3500社まで増加(世界では約8万1000社)。2020年の1年間で2000~3000社ほど増やしていく計画だ。株価と同様にグーグルでの検索回数が2月下旬に急上昇。それ以前と比べて5倍の水準となっている。 ズーム日本法人の佐賀文宣・カントリーゼネラルマネジ