【ワシントン=山田哲朗】乳幼児向け知育ビデオ「ベイビー・アインシュタイン」シリーズを販売する米ウォルト・ディズニー社グループが、「赤ちゃんにビデオを見せるのは有害」という米消費者団体の批判を受け、返品の受け付けを始めた。 同シリーズには、音楽がテーマの「モーツァルト」、言葉がテーマの「シェークスピア」などがあり、人形やおもちゃが音楽に合わせて動く映像などが続く内容。米メディアによると、1997年に発売され、6か月から2歳までの3人に1人が持つヒット作となった。 しかし、消費者団体が「米小児科医学会は、2歳未満の子供にテレビを見せるのを推奨していない」とかみつき、昨年には「返金に応じなければ集団訴訟も辞さない」と通告した。