数年前、私たちは更年期に関する本を執筆しながら周囲の反応を楽しんでいた。ある年代の女性にとって、更年期のガイドブックを書く私たちはロックスターだった。体の変化について知りたいことだらけの彼女たちは、風説ではなく科学に基づいた答えに感謝してくれた。 男性の反応ははかばかしくなかった。それどころかカクテルパーティーでつまらない男を追い払いたければ、「更年期」とつぶやけばいい、と冗談にしていたほどだ。 当時と比べて、更年期の話題は随分オープンになった。トーク番組や雑誌が取り上げ、更年期を題材にしたミュージカルが大ヒット。職場で更年期特有の火照りについて話すのもタブーではなくなった。何より研究が爆発的に増え、主要メディアが広く取り上げるようになったことは重要だ。 そのせいか、男性も更年期が欲しくなったらしい。新聞雑誌をにぎわす「男性更年期」の記事は、男性も似たような体の変化を体験するのだから同情に
二本指の法則―あなたの健康状態からセックスまでを語る秘密の数字 作者: ジョンマニング,John Manning,村田綾子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/11/21メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 94回この商品を含むブログ (3件) を見る ヒトの手の人差し指と薬指の長さの比が,実はヒトのいろいろな特徴の指標となっているという話は,最初はいかにも与太話のように聞こえる.私としてはあのトリヴァースが真面目に取り上げているのを見て考えを改めたわけだが,本書は当初トリヴァースの共同研究者としてこの研究を始め,その後も追い続けている研究者ジョン・マニングによる本である.原題は「The Finger Book」で2007年に出版されたもの.マニングにはこの前に「Digit Ratio」という本も著していて,この話題に関しては2冊目のようだ. さてマニングは序章で自分の経歴
リズ・キャナーのドキュメンタリー映画『オーガズム・インク』に登場するシャーレッタは、目を背けたくなるほど気の毒だ。 いま60代の彼女の悩みは、夫との性行為でオーガズムを感じないこと。そこで脊椎に電極を埋め込んで性的快感を得る装置「オーガズマトロン」の被験者になった。ところが、スイッチを入れても左脚がピクピク動くだけだった。 装置を外したシャーレッタが、キャナーに嘆く。「私って、異常なだけじゃなく病気なのね」 しかし彼女は、ほかの方法ならオーガズムを得られるという。ならば、とキャナーは言った。あなたは少しも異常じゃない、女の10人に7人は性交じゃ「感じない」のだから、と。そう聞いたシャーレッタは笑顔になり、じゃあ今のままでいいのね、と納得する。こんなふうに堂々と言える女性が多ければ、映画の完成までに10年もかからずに済んだろうに。 5月27日にニューヨークで初上映された『オーガズム・インク』
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1965年生まれにしては珍しく5人兄弟だったせいもあるのだろうが、私には性交をしていればいずれ子供ができるはずだという思い込みがあった。 結婚後は避妊をしていなかったし、遠からず妻は妊娠するだろう。しかし結婚から3年が過ぎても妻は妊娠せず、私は次第に不安になってきた。 私に妻以外の女性を妊娠させた「前科」はなく、妻からもかつて中絶を経験したとは聞いていなかった。それならまずは検査を受けてみよう、とはならないのが、この問題の微妙なところである。 初めから子供は持ちたくないと意見を合わせて結婚するならともかく、一般に結婚とは夫婦が共に暮らすことであり、2人の間から生まれる子供を育ててゆくことである。 家名の存続や、まして国家の繁栄など端から度外視するとしても、子供ができるかできないかは、夫婦の将来にとって決定的な要素であるのは間違いない。まして子供ができない原因が自分にあるとしたら・・・。 妻
在校途中から「女児」に切り替え=性同一性障害の小2児童−埼玉 在校途中から「女児」に切り替え=性同一性障害の小2児童−埼玉 埼玉県内の小学校が、性同一性障害と診断された小学2年の男児に対し、学年の途中から女児として通学することを認めていたことが12日、分かった。在校中に生活上の性別を切り替えるケースは珍しいとみられる。 この2年生のケースは、昨年の日本性科学会で報告された。複数の出席者によると、児童は幼稚園児のころから男児として扱われることに違和感を覚え始めたとみられ、髪を結ってほしいと親にせがんだり、テレビを見て「この人のように、心は女なの」と言うようになったりしたという。 小学校入学後は、トイレで立って用を足すことなどに苦痛を訴え始めたほか、男児用の水着を着ることにも抵抗感を示したとされる。児童は昨年、医療機関を受診したところ、担当医から性同一性障害と診断された。(2010/02/
世界避妊デーは、「全ての妊娠が望まれたものである世界を」というビジョンのもと、毎年9月26日に世界規模で行われているキャンペーンです。今年の合言葉は「Your Life, Your Voice: Talk Contraception」。望まない妊娠と性感染症を防ぐために「性と避妊について語ろう」と呼びかけています。 避妊は、日本ではまだまだ話しづらいテーマですが、自らのライフプランを考える上で避けて通れない重要な問題です。望まない妊娠を避け、望んだ妊娠・出産をするために、女性はもちろんのこと、そのパートナーである男性も「避妊」について正しく知り、共に考え、責任ある行動をとることが大切です。 避妊には、様々な方法があります。それぞれ特徴があり、効果や目的、年齢、将来の出産予定などにより、自分にあった方法を選択することが大切です。例えば、性感染症を防ぐためにコンドームは大切ですし、世界で1億人
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