JR西日本が、2005年4月の宝塚線(福知山線)脱線事故と同型の車両と、後継の車両の座席の色を、青色から緑色に張り替える。事故後も同線を利用している負傷者から「事故を思い出すので色を変えてほしい」との声が上がっていた。今年度から始め、2013年6月までに作業を終える予定だ。 同社によると、対象となるのは、宝塚線や神戸線、京都線などの「普通」や「快速」に使われているロングシートを備える車両で、事故を起こしたのと同型の207系とその後継の321系の計753両。車両の定期点検の際などに作業を進める。 脱線事故後の05年11月には、被害者らの要望をもとに、207系の前面と側面の青と水色の二重ラインを紺とオレンジ色に変更している。