2024年5月16日に運営22周年を迎えた、スクウェア・エニックスのオンラインRPG『ファイナルファンタジーXI』(以下、『FFXI』)。2023年3月に藤戸洋司氏がプロデューサー兼ディレクターに就任し、まさに“藤戸体制”となってから1年あまりが経過した。今回のインタビューでは、藤戸氏とこの1年を振り返るとともに、2024年度の『FFXI』の運営方針について聞いていく。
『FFXI』復帰者に向けて段階的にシステム・コンテンツを解説した冒険ガイド 特設サイト“WE ARE VANA’DIEL”では、ひさびさに『FFXI』へ復帰する方に向け、2023年現在のヴァナ・ディールの仕様や主要コンテンツなどをまとめて解説する連載企画“復帰者向け冒険ガイド”を公開中。そのVol.6が8月30日に公開され、そこでは近年実装された“ソーティ”などのコンテンツが解説されている。 以下では、改めてVol.1~6の“復帰者向け冒険ガイド”の内容を紹介。復帰プレイヤーの方は現在の自分のゲームの進行状況に合わせ、ぜひこれらの解説を参考にしてほしい。 Vol.1 さまざまな移動方法とレベル99への道 まずは久々に『FFXI』に復帰したばかりの人向けに、ヴァナ・ディールを移動するためのさまざまな知識をはじめ、“フェイス”や“エミネンス・レコード”といった冒険を便利にするシステムをピックア
「FFXI ヴァナ・ディールの秘蔵展」レポート。いま初めて明かされる,冒険者たちの故郷“ヴァナ・ディール”のルーツ ライター:内藤ハサミ スクウェア・エニックスが開発・運営を行っているMMORPG「ファイナルファンタジーXI」。コンシューマ機初のMMORPGとして登場し,今年の5月16日で21周年を迎えた本作の展覧会が,東京都千代田区にある有楽町マルイにて開催されている。 この「FINAL FANTASY XI ヴァナ・ディールの秘蔵展」では,これまで目にすることのなかったアイディアメモやスケッチ,今まで非公開となっていた貴重な開発資料,過去に作成された造形物などが展示されている。 また物販コーナーも用意されており,イベントに合わせて制作されたオリジナルグッズを購入できる。 開催前日に,メディアや関係者に向けた内覧会が実施されたので,その様子をお届けしよう。 設定画などの多くは撮影禁止。写
[インタビュー]ヴァナ・ディールの今後,そしてその軌跡を残していくこと。「FFXI」3代目プロデューサー・藤戸洋司氏に話を聞く ライター:内藤ハサミ 2002年5月にサービスを開始した,スクウェア・エニックスのオンラインRPG「ファイナルファンタジーXI」。今年の5月16日で21周年を迎えた,7月10日には「蝕世のエンブリオ」の後日談を配信。さらにこの8月には,オフラインイベントである「ヴァナ・ディールの秘蔵展」が控えており,今なお多くのプレイヤーを楽しませている。 「FFXI」プロデューサー兼ディレクター・藤戸洋司氏 運営には大きな変化があり,2012年からプロデューサーを務めていた松井聡彦氏が3月に勇退,ディレクターであった藤戸洋司氏がプロデューサーに就任して,P/D兼任の新体制での開発・運営がスタート。運用サーバーがリプレイスされることもあり,今後もプレイヤーたちは長く安心してプレイ
終了 会場 なんばマルイ 3F イベントスペース 住所 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波3-8-9 開催期間 2023年12月22日(金) ~2024年1月8日(月・祝) ※2024年1月1日(月・祝)~3日(水)は休館 開催時間 11:00~20:00 ※最終入場は閉場の30分前まで ※12月31日(日)は18:30閉場 ※状況により営業時間は変更になる場合がございます。 ※運営状況についてはイベント公式HP及び展示会X(旧Twitter)でご案内いたします。 会場に関する注意事項 ・展示エリア・物販コーナー共に再入場はできません。 ・会場は展示エリア〜物販コーナーの順にお進みいただきます。 ・物販コーナーに入られますと展示エリアへ戻ることはできません。 ・混雑の際は予告なく、開催時間などを変更させていただく場合がございます。 ・入場は入れ替え制ではございません。 ・会場が混雑
『ファイナルファンタジーXI』は、スクウェア(当時)から発売されたMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)。『FF』シリーズでは初となるオンライン専用タイトルで、“MMORPG”という新しいジャンルの魅力と認知度をコンソールのゲームファンたちに広めてくれた作品だ。実際、筆者も含めて本作が初めて体験するMMORPGだったなんて人も多かったんじゃないだろうか。現在もPC版がサービス中で、根強い人気を誇っている。 本作が発売された当時は、ネットワークゲームの黎明期。『ウルティマオンライン』や『エバークエスト』のような有名タイトルはいくつかあったが、基本的にPC用ゲームだったので「遊びたくても遊べない」というのがコンソールゲーマーの悩みのタネだった。そんなもどかしい思いが募る中、ホープとなったのが『FFXI』。プレイするために少々値が張る“PlayStation BB Unit(HDDを備
2012年8月1日よりファイナルファンタジーXIのプロデューサーを務めてきた松井聡彦に代わり、この度、藤戸洋司が新プロデューサーに就任することになりました。 両名より、プレイヤーの皆さんにご挨拶申し上げます。 冒険者の皆さん、こんにちは。 松井です。 昨年は「ファイナルファンタジーXI」の20周年を大いに盛り上げていただきありがとうございます。準備にかけた苦労も報われた思いです。 実は、準備期間中も、「その後」について思案を巡らせていました。私は定年まではプロデューサーを続ける覚悟でおりましたが、その先はどうなるだろうと考えておりました。その折、藤戸よりその役目を引き受けたいと申し出があったのです。昨年はこの20年を振り返ることが多くあり、自分がプロデューサーを引き継いだのがちょうど10年前であったことと、この藤戸の申し出に何か符牒のようなものを感じました。 20周年を迎える3年前に、皆さ
「ファイナルファンタジーXI」20周年の年の瀬企画。今,新たな冒険者としてヴァナ・ディールの旅を始める ライター:内藤ハサミ 今年(2022年)にサービス開始から20年目を迎えた「ファイナルファンタジーXI」(以下,FF11)は,シリーズ及びコンシューマー機初のMMORPGとして産声を上げた。 2002年5月にPS2用ソフトとして登場し,同年の11月にはPC版のサービスを開始。2006年にはXbox 360版がリリースされた(現在は,PS2版とXbox 360版のサービスは終了)。 冒険の舞台となるのは,「ジュノ大公国」を中心に,「サンドリア王国」「バストゥーク共和国」「ウインダス連邦」という3つの大国がそれぞれ領土を収めている「ヴァナ・ディール」だ。プレイヤーは,その3国のいずれかに所属する冒険者となり,奥深い物語やほかのプレイヤーとの交流などを楽しんでいく。 過去には,拡張ディスクによ
一年一年積み重ねてきた20年。大きな節目で思うことは ──『FFXI』は運営期間が非常に長期にわたるため、周年の振り返りももはや恒例となっていますが、20周年は大きな節目となります。これまでの周年と心境の違いはありますか? 松井17周年のときに“20周年に向けての展望”をお伝えさせていただいたので、感慨深いものがありますね。振り返れば20年はあっという間でしたけど、なんだかこの1年は長かったな、という気はします。いろいろな人とお会いし、お話しすることができてすごく経験になりましたし、もっと『FFXI』のことを多くの人に知ってもらおうと走り回った1年間でした。 ──藤戸さんはこの1年間はいかがでしたか? 藤戸自分は、とくにいままでと変わらない感覚ですね。ふだん通り実装計画を立てて、エンジニアさんとやり取りをして……といった感じで。やるべきこと自体は20周年だからといって変わりません。唯一違う
「ファイナルファンタジーXI」開発者インタビュー(後編)。松井プロデューサーと藤戸ディレクターが歩んできた20年。現在のヴァナの様子は ライター:内藤ハサミ 2022年5月16日に20周年を迎えた,MMORPG「ファイナルファンタジーXI」(以下,FFXI)。それを記念して実施した,松井聡彦プロデューサーと藤戸洋司ディレクターのインタビュー後編をお届けする。 (写真右)「ファイナルファンタジーXI」プロデューサー:松井聡彦氏 (同左)「ファイナルファンタジーXI」ディレクター:藤戸洋司氏 前編では,「FFXI」にお二人がどう関ってきたのかと,メジャーバージョンアップが終了してからの7年を振り返ってもらったが,後半では,この20年で変化したそれぞれの人生についてや,現在の,ヴァナ・ディールについてを伺った。 関連記事 「ファイナルファンタジーXI」開発者インタビュー(前編)。松井プロデューサ
「ファイナルファンタジーXI」復帰者向けプレイガイド(2022年版)。ソロプレイ&短時間でも確かな成長を実感できる,“現在のヴァナ・ディール”を徹底解説 ライター:川崎政一郎 スクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXI」(以下,FFXI)が,2022年5月16日に20周年を迎えた。初の家庭用ゲーム機向けMMORPGとして登場したFFXIが,オンラインゲームとしてどれほど画期的で,当時のプレイヤーにどういった衝撃を与えたのかは,先日掲載した周年企画でも述べたとおり。 これが普通のオンラインゲームの周年企画なら,「あの頃は良かったね」と過去を懐かしむだけでもいいかもしれないが,FFXIの場合は少々特殊だ。なにせ,現在もシナリオやコンテンツがアップデートで追加されているだけでなく,プレイヤーのライフスタイルなどに応じて,各種システムのリニューアルなども積極的に行われているの
『FF11』本日20周年!! 記念サイトでは『FF14』吉田直樹氏とのプロデューサー対談を公開 文 電撃オンライン 公開日時 2022年05月16日(月) 17:12 スクウェア・エニックスの多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム(MMORPG)『ファイナルファンタジーXI』は、本日2022年5月16日、ついにサービス開始20周年を迎えました。この記念すべきタイミングに、「WE ARE VANA’DIEL」は“20周年記念特設サイト”としてリニューアルいたしました。 本日は、『ファイナルファンタジーXIV』プロデューサー兼ディレクターである吉田直樹との対談「プロデューサーセッション」や、イラストレーター・皆川史生がお届けする連続イラスト企画「VANARIUM(ヴァナリウム)」など、多数のコンテンツを更新しております。 20周年記念サイト“WE ARE VANA’DIEL”はこちら
20年遊ばれ続けている『FF11』の歴史と魅力の秘密に迫る。その1はサービス開始から『プロマシアの呪縛』まで 文 電撃オンライン 公開日時 2022年05月16日(月) 00:00 2022年5月16日に20周年を迎えた、スクウェア・エニックスのMMO(多人数同時参加型オンライン)RPG『ファイナルファンタジーXI(以下、FFXI)』。今なお、多くのプレイヤーたちを魅了し続けている『FFXI』の魅力を拡張ディスクやバージョンアップなどとともに振り返る! 『FF』シリーズ初のMMORPG『ファイナルファンタジーXI』がスタート!(2002年5月16日発売) 2002年5月16日にサービスが開始された『FFXI』は、当初PlayStation 2版のみの発売で、プレイするには外付けのハードディスクであるPlayStation BB Unitが必要でした。このPlayStation BB Uni
「ファイナルファンタジーXI」開発者インタビュー(前編)。松井プロデューサーと藤戸ディレクターの20年の軌跡と苦難の7年間を聞く ライター:内藤ハサミ スクウェア・エニックスが,2002年5月16日にサービスを開始したPS2版「ファイナルファンタジーXI」(以下,FFXI)は,同シリーズ初のオンラインゲームだ。 コンシューマ機向けのMMORPGとしても初のタイトルで,プレイをするには,PS2本体とゲームソフトのほか,ハードディスクとネットワークへの接続機能を備えた「BBユニット」が必要であり,さらに,インターネットへの接続も必須だったので,当時,プレイのハードルはかなり高いものであった。 しかし,ADSLの普及などによりインターネットの一般化が急速に進んでいたこともあり,時間はかかったもののプレイヤー数は増加。「FF」シリーズの特徴である,細かく作りこまれれた世界設定と練り込まれた魅力的な
今回お祝いするのは、スクウェア・エニックスが運営中のオンラインRPG『ファイナルファンタジーXI(以下、FFXI)』。2002年5月16日にサービスが開始され、追加ディスクや追加シナリオなど数多くのアップデートを重ね、ついに20周年を迎えました。 本作は家庭用ゲーム機初の本格的MMORPG(多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム)であり、ネットワーク上の世界に無数のプレイヤーが集い、お互いコミュニケーションをとりつつ冒険したり、さまざまなコンテンツに挑むという内容。日本国内のみならず、世界中で大きな話題となり、多くのユーザーを熱中させてきたタイトルになります。 以下では、『電撃PlayStation』や電撃オンラインで20年間『FFXI』の記事を連載してきた“電撃の旅団”のメンバーを中心に、計12名の編集者&ライターが『FFXI』の魅力や、サービス初期の思い出について振り返ります
「ファイナルファンタジーXI」の20年を振り返る。初めてMMORPGに触れる人達に“絆”の大切さを広く知らしめた,オンラインゲーム史に残る金字塔 ライター:川崎政一郎 スクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXI」(以下,FFXI)は,本日(2022年5月16日),サービス開始から20周年を迎えた。 FFXIは,家庭用ゲーム機向けとして初めて登場したMMORPGであり,当時の国内のゲームシーンに多大な影響を与えている。また,その後にMMORPGの競合作も多数登場するなか,20年もの長きにわたって人気を博してきたのだ。 今回は,FFXIがMMORPGとしていかに画期的で,当時のプレイヤーにどういった衝撃を与えたのかを中心に,あらためてこの偉業を振り返ってみたい。筆者が公私共に深く関わったタイトルであるために主観が混じっていることは否定できないが,これを読んだ読者の皆さんが
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