エコカー(環境対応車)のベンチャーとして期待の高かった米Fisker Automotive(フィスカー)が経営難に陥っている。2013年3月には創業者で同社の中心人物であったHenrik Fisker氏が辞任した(写真1)。 次いで4月には、米連邦破産法第11章(チャプター11)に基づく倒産の手続きに関する助言を破産専門の法律事務所から受けた。一部を除き大半の社員が解雇されるなど、同社を巡る状況は厳しさを増すばかりだ。 一方で、フィスカーと同じエコカーベンチャーの米Tesla Motors(テスラ)は2010年に株式の公開に漕ぎ着け、2013年に入ってからは第1四半期決算で創業以来初の黒字化を達成した。まだ予断は許されないもののテスラが順調に走り続けている状況と比べると、フィスカーの失速は対照的である。フィスカーはなぜ失速したのか。 基幹部品である電池の供給が停止 フィスカー失速の最大の理
トヨタ自動車が2012年発売した次世代エコカー『プリウスPHV』。外部電源からの充電が可能な大型バッテリーを搭載し、短距離(JC08モード走行時24.4~26.4km)ならEVとして走行できる、いわゆるプラグインハイブリッドカーである。 ●史上空前の燃費性能は本物か ハイブリッド走行時のJC08モード燃費自体、リッター30.8~31.6kmと、原型であるノーマルハイブリッドカーの『プリウス』を上回る。さらにEV走行をゼロエミッションとして計算したプラグインハイブリッド燃費はリッター57.2~61.0kmと、エンジンを使用する市販車としては衝撃的な好燃費をうたっている。 そのプリウスPHV、本当にその謳い文句に相応しい燃費は出るのか。また走行にまつわるエネルギーコストはどのくらいのものなのか。2月16日にプリウスPHVが納車となり、5月27日までの3か月10日間でハイブリッドモードで2543
トヨタ自動車が4月、米国での納車を開始した『プリウス プラグイン ハイブリッド(PHV)』。同車の4月の販売実績が、競合車のGMのシボレー『ボルト』、日産『リーフ』を凌ぐ良好な立ち上がりを示した。 これは、各社が発表した4月の米国新車販売のデータから明らかになったもの。それによると、プリウスPHVの米国4月販売台数は1654台。シボレー ボルトの1462台、日産リーフの370台を上回る結果となったのだ。 プリウスPHVの米国での納車は4月、カリフォルニア州など14州で先行スタート。2013年には、全米へ販売エリアを拡大する計画だ。 このプリウスPHVを含めた『プリウス』の米国4月販売実績は、4月としては過去最高の2万5168台を記録。前年同月比は126.9%増と大きく伸びた。ワゴンの『プリウスv』(日本名:『プリウスα』)、コンパクトカーの『プリウスc』(日本名:『アクア』)と、「プリウス
世界初の量産ハイブリッドカー『プリウス』が発売されてからはや15年目に入った今年1月30日、トヨタ自動車は新たに外部電源から充電可能な大型電池を搭載し、短い距離であればエンジンを使わず電気自動車として走ることができるプラグインハイブリッドカー(PHV)『プリウスPHV』を個人ユーザー向けに発売した。 通常のハイブリッドカーが“省エネルギー”を目的としているのに対し、PHVは太陽光、風力、水力、原子力といった多様なエネルギーでクルマを走らせる“脱石油”へと踏み込むもので、今後の先端エコカー技術のメインストリームになる可能性が高い。トヨタの次世代車開発を統括する小木曽聡常務理事に、ハイブリッドカーからPHVへ進化する次世代エコカーのビジョンを聞いた。(聞きてはジャーナリスト井元康一郎と『レスポンス』編集長三浦和也) ◆EVモードだけでない、HVモードの魅力と性能 三浦 プリウスPHVのリースモ
人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中味から美しくということだ。 それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。 というわけでこの“ビューティフルライフカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。 <コンセプト> プリウス+電気自動車=無敵!? 2009年、遂に国内の新車販売で前年比2.8倍の20万台超えを果たし、ハイブリッドカーとして初の年間トップを獲得したトヨタ・プリウス。2位が軽のワゴンRで、4位が登録車のフ
トヨタ自動車は2009年12月14日、「プリウス プラグインハイブリッド(PHV)」のリースを開始した。2010年前半にかけて、日・米・欧の特定顧客を中心に約600台を順次納入していく。2年後には年間数万台規模で、一般向けに手の届く価格での市販を目指している。 プリウスPHVは3代目プリウスのSグレードがベースで、家庭用電源で車載バッテリーを充電できるプラグイン機構を搭載。駆動用バッテリーはプリウスのニッケル水素電池から、より効率が高いリチウムイオン電池に変更。電池容量はプリウスの1.3kWhに対して5.2kWhと4倍に増え、フル充電状態でのEV(電気自動車)走行の航続距離は23.4km(JC08モード)、最高出力は100km/hを実現した。
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