HDMIの規格策定を行っている米HDMI Licensing, LLCは、11月18日以降HDMIケーブルの名称が変更になる事を改めて発表した。 元々今年9月にHDMIケーブルは、 Standard HDMI Cable(標準HDMIケーブル) Standard HDMI Cable with Ethernet(イーサーネット対応標準HDMIケーブル) Standard Automotive HDMI Cable (自動車用(標準) HDMIケーブル) High Speed HDMI Cable(ハイスピードHDMIケーブル) High Speed HDMI Cable with Ethernet(イーサーネット対応ハイスピードHDMIケーブル) の5つとなり、例えば"HDMI 1.4ケーブル"といった名称は許されなくなる(ケーブル以外については、2012年1月1日まで限定的に利用可能)事
最近、新型テレビなどの新製品情報にちょっとした変化が起きている。HDMI入力端子について、仕様表に「HDMI Ver.1.4準拠」とは書かず、注釈で「HDMI 1.4に含まれるARC(オーディオリターンチャンネル)に対応」といった機能説明にとどまるケースが増えてきたのだ。 これは、どういうことなのか。「7C」と呼ばれるHDMIファウンダーメンバーの1社であり、HDMIコントローラチップの開発・製造を手がける米Silicon Image日本法人代表の竹原茂昭氏に伺った(以下、敬称略)。 ――最近、仕様としてHDMIのバージョンナンバーを明確に打ち出さないメーカーが増えています。しかし、注釈で「HDMI 1.4に含まれるARC(Audio Return Channel)に対応」とだけ書かれていると、人によっては「従来型のHDMIに一部の機能だけ実装した?」と捉えてしまう可能性もあるのではないで
【西川善司】HDMI接続,最後の手段 ライター:西川善司 西川善司 / グラフィックス技術と大画面とMAZDA RX-7を愛するジャーナリスト (善)後不覚blog:http://www.z-z-z.jp/blog/ HDMI接続は,なんというか,まだまだユーザーも,機器メーカーも,不慣れな部分が多くて,見ようによっては奥が深いテーマです。 映像と音声が1本のケーブルで伝送できるようになったおかけで,物理的な接続は簡単になりましたが,中を伝っていく情報は多様性を極めているため,HDMIというインタフェースをちゃんと使いこなすのは,結構大変なんですよね。 今回で5回目のHDMI関連の話題。担当編集がLynnfieldだなんだで多忙を窮め,結果,間が空いてしまったので,おさらいはバックナンバーを参照してほしいと思いますが,今度こそHDMI編は最終回です(笑)。 →HDMI編第1回:あなたのHD
(前回から続く) 周辺機器インタフェースの代表格「USB」に,8年ぶりの次世代仕様が登場する。AV機器を席巻する「HDMI」も,次世代仕様が間もなく姿を現す。これまでパソコンと携帯機器はUSB,据置型AV機器はHDMI,という区分けがあった。だが,この状況が大きく変わりつつある。次世代仕様の登場で,両規格が携帯機器市場を舞台に対峙する。勝つのはUSBかHDMIか――。 インタフェースにとって,規格争いは宿命だ。新しい規格が出ては消え,また生まれていく中で,強いものだけが生き残る。 厳しい生存競争で,ひときわ輝かしい戦歴を誇るのがUSBである。1996年の登場以来,数々のインタフェース規格に打ち勝ちながら勢力を拡大してきた(図1)。 1990年代後半に誕生したUSBは,USB 2.0がきっかけとなり,パソコンや携帯機器などに,急速に普及していった。一方,HDMIは主に,AV機器の分野で幅広く
【西川善司】間違ったHDMI接続だとこう見える ライター:西川善司 西川善司 / グラフィックス技術と大画面とMAZDA RX-7を愛するジャーナリスト (善)後不覚blog:http://www.z-z-z.jp/blog/ ここまで3回に亘(わた)って,HDMI接続時の階調設定が正しいか間違っているかを判断する方法について述べてきました。 →あなたのHDMIが正しく接続されていない可能性 →間違いだらけのHDMI接続 →「正しいHDMI接続」の確認方法 今回は,前回で予告したとおり,「映像出力機器側とディスプレイ機器側とで,階調レベル設定が合っていないとどうなるか」を見ていきましょう。 階調レベル設定が合っていないときの表示例 まずはPLAYSTATION 3(以下,PS3)側の「RGBフルレンジ(HDMI)」設定を,RGB 16〜235階調となる「リミテッド」にしつつ,手持ちのプロジ
【西川善司】「正しいHDMI接続」の確認方法 ライター:西川善司 西川善司 / グラフィックス技術と大画面とMAZDA RX-7を愛するジャーナリスト (善)後不覚blog:http://www.z-z-z.jp/blog/ HDMI編第3弾となる今回は,HDMI接続の実例と,正しい階調表示が行われているかを確認するのに便利なテスト画像を紹介します。ここまで,どんな話だったかは,前回と前々回の記事をチェックしてみてください。 →あなたのHDMIが正しく接続されていない可能性 →間違いだらけのHDMI接続 さてまずは,ボクが階調テストに愛用しているテスト画像を紹介しましょう。下に示したのがそれです。ページの都合でサムネイルになっているので,使う場合は,一度拡大画像を表示させて,それをダウンロードするようにしてください。 階調テスト用テスト画像(※拡大画像の解像度は1920×320ドットなので
米Silicon Image、プロダクトマーケティング担当ディレクターのWaheed Rasheed氏(右)と、同社ディレクターで日本法人の社長も務める竹原茂昭氏(左) 米Silicon Imageは6月22日、HDMI 1.4に対応したポートプロセッサー「Sil9387」とトランスミッターの「Sil9334」を発表した。9月後半から出荷を開始する予定で、2010年早々には各メーカーから製品が発売される見込みだ。同社プロダクトマーケティング担当ディレクターのWaheed Rasheed氏と、同社ディレクターで日本法人の社長も務める竹原茂昭氏に話を聞いた。 既報の通り、HDMI 1.4ではフルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4K2K(3840×2160ピクセル、4096×2160ピクセル)をはじめ、1080pの映像信号を2ストリーム利用する3Dへの対応を実現する。さらにHDMIケーブルで10
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