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2013年5月21日のブックマーク (1件)

  • カヤディルト語は時制により名詞が変化 言語学界の定説破壊 – ガジェット通信

    書評】『危機言語 言語の消滅でわれわれは何を失うのか』/ニコラス・エヴァンズ著 大西正幸、長田俊樹、森若葉訳/京都大学学術出版会/5460円 【評者】井上章一(国際日文化研究センター教授) 現在、世界中で数多くの言語が、姿をけしだしている。四半世紀ほど前まで、話し手が何人かのこっていることは、たしかめられていた。だが、今はもう誰もそれをしゃべれなくなっている。そんな言語は、すくなくない。著者は、そういう絶滅危惧言語の研究にいどむ言語学者である。 こう書けば、たいていの人は「のんびりしたお仕事ですね」と思われよう。だが、そういった言語が役にたつことも、なかったわけではない。たとえば、さきの太平洋戦争で、米軍はナバホインディアンの言葉に、活躍の機会をあたえている。ナバホ語による無線通信を、とうとう大日帝国軍は解読することができなかった。その点でも、米軍は優位にたつことができたのである。