経営再建中のシャープは11日、液晶テレビ「アクオス」のテレビCMを3年ぶりに復活させると発表した。年末商戦に向けて高画質の「4K」対応機種をアピールし、消費税増税の影響で落ち込んでいる国内販売のてこ入れを狙う。15日から放映する。 新CMには以前と同様、女優の吉永小百合さんを起用。4Kテレビの40インチから70インチまで全7モデルを紹介する。 アクオスは、亀山工場(三重県亀山市)の液晶パネルを使った「亀山モデル」で有名になった。平成13年から23年末までCMを流していたが、韓国メーカーとの価格競争に敗れて採算が悪化。23~24年度の巨額赤字の一因となったことから、太陽光発電システムのCMに切り替えた。 テレビ事業はその後の構造改革で収益が改善。逆に太陽光事業は苦戦しているため、再びCMの商品を交代し、試験放送が始まった4K対応のアクオスを宣伝することにした。
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