大阪市立自然史博物館は22日、約50年前に市内で発掘され、ミンククジラとされていた骨の化石が、「カツオクジラ」だったと発表した。約8800年前~約4千年前の縄文時代の骨といい、半世紀ぶりに正体が判明した。23日から同博物館で常設展示する。 化石は、1966年に大阪市東成区で工事中の地下14メートルから発見された頭部で、専門家によって「ミンククジラ」と論文発表された。だが、同博物館の田中嘉寛学芸員(古生物学)らが、他のクジラの骨と比較するなど再調査したところ、形態の特徴からカツオクジラと判明した。 田中さんは「太古の大阪湾にどんなクジラが泳いでいたのか、今後も明らかにしていきたい」と話す。(石倉徹也)
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