[カイロ 19日 ロイター] - エジプト保健省は、鳥インフルエンザウイルス「H5N1型」に感染した30歳の女性が18日、南部アシュートで死亡したと発表した。同国では、前日にも19歳の女性がH5N1型感染により死亡していた。 国営中東通信(MENA)が伝えた同省の声明によると、18日に死亡した30歳の女性は首都カイロの南方にあるミニヤ県の出身で、アシュートの病院で亡くなった。女性はウイルスに感染した鳥と接触していたという。 エジプトは今年に入り、7人のH5N1型感染を確認。このうち3人が死亡した。 H5N1型のヒトへの感染はまれ。ヒトからヒトへの感染は現時点では確認されていない。 世界保健機関(WHO)によると、2003年から2014年10月2日までの間に確認されたH5N1型感染は16カ国で計668人。このうち393人が死亡した。